HYDE – “ANTI” アルバム紹介

Review
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HYDE(ハイド)はL’Arc~en~Ciel、VAMPS、THE LAST ROCKSTARSのボーカル、hydeのソロである。

L’Arc~en~Cielでデビューし、2001年にHYDEとしてソロで活動を開始した。2008年にギターのK.A.ZとVAMPSを組んで活動したが、2017年に活動休止した。2018年より10年ぶりにHYDEとしてソロの活動を再開した。

キャリア初となるソロ活動、HYDEの過去の作品の紹介はこちら
HYDEで活動を共にしたギターのK.A.Zと組んだVAMPSの作品紹介はこちら
THE LAST ROCKSTARSのことはこちら

本作”ANTI”はソロ再開後として初のアルバムであり、ソロとしては13年ぶり通算4枚目となる。2019年に発売した。

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曲紹介

  1. WHO’S GONNA SAVE US
    Nicholas Furlongとの共作。10年ぶりのHYDEとしてのソロ再開後の初のシングル。エレクトロ、EDM、デジタルとラウドロックの融合。ダークでホラーな気配もある。バンドサウンドというよりも、ソロで雰囲気重視であるから新生HYDEの代表的な楽曲だと思う。管理人的には度肝を抜かれた曲でおすすめ。
  2. MAD QUALIA (Japanese Version)
    Sho from MY FIRST STORYとAliとのとの共作。ストレートな疾走ロックチューン。この曲が好きという人が多そうだ。
  3. SICK(feat. Matt B of From Ashes To New)
    Colin Brittain、hico、Aliとの共作。VAMPSの流れを組むラウドロックの曲で、Matt Bのラップが途中にある。
  4. ANOTHER MOMENT
    WZRD BLDとの共作。ライブにて掛け声で盛り上がれるような作りになっている。攻撃性が抑えられ、少し華やかさも感じられる作品になっている。アルバムの中ではライトな曲調で、聴きやすい。
  5. FAKE DIVINE
    Sho from MY FIRST STORYとDrew Fulkとの共作。Aメロ、Bメロの静かでダークな雰囲気から、サビで激しく盛り上がる。
  6. AFTER LIGHT
    PABLOとWZRD BLDとの共作。ソロ再開の2枚目のシングルで、ライブを意識した攻撃的なナンバー。スネアの滅多打ちに合わせて頭を振るともげそうだ。掛け声で観客とのやり取りも想像できる。
  7. OUT
    Drew Fulkとの共作。ミドルテンポで「ピロン」というシステム音が入っている。掛け声もあり、ライブでジャンプしながら歌う光景が浮かぶ。
  8. ZIPANG (feat. YOSHIKI) (Japanese Version)
    Nicholas Furlongとの共作。日本らしさを表現したバラードとなっている。ピアノはYOSHIKIが参加。前年にYOSHIKI feat. HYDEで”Red Swan”を発表したが、その対となる曲。このやり取りがYOSHIKIとTHE LAST ROCKSTARSを結成する一因になったと思われる。
  9. SET IN STONE
    PABLOとDrew Fulkとの共作。ヘヴィでホラーな感じのする楽曲。語り口調で日本語歌詞が入るのもアクセントになっているが、全体の雰囲気に少し埋もれてしまっている感もある。3rdアルバム”FAITH”に収録の”I Can Feel”にサビが似ている。
  10. LION
    Nicholas Furlongとの共作。軽快なサビメロは、これまでのHYDEにはなく新しい。アルバム中で、インパクトの大きい曲だ。
  11. TWO FACE
    Sho from MY FIRST STORY、Drew Fulkとの共作。ギターリフが単音速弾きフレーズもあり、コードで刻むラウドロックのHYDEの中では珍しい。
  12. MIDNIGHT CELEBRATION II anti mix
    2ndアルバム”666″に収録された”MIDNIGHT CELEBRATION”のリアレンジで、シングルのカップリングで発表されたもののアルバムバージョンである。HYDE、VAMPSのライブでは定番の曲である。インタビュー記事によれば、本人はボーナストラック扱いのようだが。
  13. ORDINARY WORLD
    DURAN DURANのカバー。HYDEの好きなバンド。攻撃的なサウンド、ライブ映えのラウドロックな流れとは一線を画すバラードで、これがまたHYDEの声と合っていてよい。アルバムのラストというのもにくい。本人はボーナストラック扱いのようだが、アルバム全体として仕上がっている。

まとめ

これまでのソロとは違い、外部ライターとの共作、VAMPSからのラウドロックのサウンド継承し、ライブ映えの楽曲が多い。アメリカ進出に向けて英語が中心。

アルバムとしては45分は少し短いかも。シングルが5曲も収録され、全曲無料配信していてCD購入の動機がなくなりそうだ。ライブのBlu-ray付きがいいが値段が高め。ドラムは打ち込みであるところもソロっぽいか。

ジャケットはアダムとイブの「りんごと蛇」で、原罪(神への反抗=ANTI)を表している。

年齢もあり、いつまでもこの激しいスタイルはできないとインタビューで話していた。次のアルバムはどうなるか、楽しみである。

ニューアルバム”HYDE [INSIDE]”が2024年10月16日に発売だ。

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HYDE [INSIDE] [初回限定盤][CD][+Blu-ray] - HYDE - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
コロナ禍の2020年より練り上げた、前作「ANTI」から約5年振りとなるオリジナルアルバムのリリース…

MV紹介

HYDE – WHO’S GONNA SAVE US
HYDE – MAD QUALIA (Japanese Version)
HYDE – FAKE DIVINE
HYDE – AFTER LIGHT
HYDE feat. YOSHIKI – ZIPANG(Japanese Version)

インタビュー記事

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今年5月3日に、6月19日のCDリリースに先駆けて、待望のフルアルバム『ANTI』を全世界配信したHYDEさんのインタビュー。後半は、HYDEさんの愛や結婚に対する価値観を教えてもらいました。モテの秘訣までご指南いただいたので要チェック!

女性誌にもインタビュー記事が掲載されている。アルバム発売のプロモーションとはいえ、やはり女性誌に載るのはHYDEのルックスからだろうか。うらやましい。

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このアルバムのツアーにも参加。その記録はこちら。

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