HYDE アルバム紹介

Review
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L’Arc~en~Cielのボーカルのhydeのソロ名義。hydeの自伝では、L’Arc~en~Cielを続けられない、辞めたいくらいの状況になっていて、メンバーと相談した結果、辞めずにソロ活動をすることになったと後日明かされた。そんな精神状態で作られた1stアルバム、どんな感じか紹介したい。

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“ROENTGEN” (2002年)

おすすめ度:☆☆☆
1stアルバムは「静」がテーマの、スローからミドルテンポの楽曲で構成された。オーケストラを用いており、きれいな曲が並ぶ。楽曲を制作するのは大変であったことがhydeの自伝に記されていた。#2 “WHITE SONG”や#3 “EVERGREEN”が#9 “THE CAPE OF STORMS”が管理人のお気に入りだ。特に#2の中間の日本語歌詞になるところは一気に楽曲の世界観に引き込まれる。hydeの声質にもあった良曲。バラード系なので万人受けされるとは思わないが、ロックな一面しか知らない人にはぜひとも聴いてほしい1枚だ。ちなみに初回限定盤の特殊ケースは数年後にベタベタになった。のちに英語版の”ROENTGEN ENGLISH”も発表された。写真は英語版になる。日本語のほうはベタベタで処分してしまった。苦い思い出。英語版も悪くないけど、やはり日本語のほうが好きかも。さらに”EVERGREEN”、”ANGEL’S TALE”、”SHALLOW SLEEP”の別アレンジ版も収録。

“666” (2003年)

おすすめ度:☆☆
2ndアルバムのテーマは「動」ということで、hydeに求められる?ロックなナンバーで構成されている。スリーピースバンドで、ストレートなナンバーが多く、わかりやすさがとてもいい。ギターソロも排除しているあたりが、強いこだわりを感じる。管理人的には#2 “HELLO”や#10 “HIDEAWAY”が疾走チューンで好きだな。#7 “MIDNIGHT CELEBRATION”はライブ映えするヘドバンソングで、のちに”MIDNIGHT CELEBRATION II”が作られたり、VAMPSでも同じ系統の曲があったりする。ダークな#5やロックバラード調の#8などもあり、アルバムで緩急がつけられていてよい。

“FAITH” (2006年)

おすすめ度:☆☆
3rdアルバム。「動」の続きでバンドスタイルだけど、KAZがギターや作曲で参加。これがのちのVAMPS結成へとつながる。なんと言っても#1 “JESUS CHRIST”のインパクトね。こういう曲が聴きたかった。ミドルテンポでありながら力強く、そして中間のピアノが入るところは美しく。ピアノは三柴理(ex 筋肉少女帯)がゲスト参加。#5 “SEASON’S CALL”はアニメ「BLOOD+」の主題歌になるほどキャッチー。これをKAZが作曲するとは。HYDEとKAZのコラボが生んだ傑作だ。

おまけ

HYDE – “HYDE” (2009年、ベストアルバム)

ベストアルバム”HYDE”(2009年)にはオリジナルアルバム未収録であった#3 “EVERGREEN [DIST.]”や#6″THE OTHER SIDE”、#15″UNEXPECTED [DIST.]”、#17 “GLAMOROUS SKY [ENGLISH VER.]”が収録されている。特に#3と#17はおすすめである。管理人は#3をライブでコピーしたほどのお気に入り。

管理人的にはHYDEのアルバムは、めっちゃいい曲と普通の曲とが入り混じっている印象。単体ではいいもののアルバム全体としてどうだというと、少しおすすめ度が下がりがち。

そういう意味では、ベストアルバムの”HYDE”を聴いてみて、そのうえでいいなと思ったら、各アルバムを確認するような入り方がよいと思う。


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ミュージックビデオ

管理人のお気に入りの曲をピックアップ。

HYDE – evergreen

1stアルバム収録。ソロデビューシングルでもある。「静」のテーマにふさわしい透明感のあるストレートなアコースティックバラード。

HYDE – THE CAPE OF STORMS

1stアルバム収録。アルバムの中では一番激しいパートもあるロックバラード。

HYDE – HELLO

2ndアルバム収録。「動」をテーマにした、最初のシングル。スリーピースバンドでストレートなロックチューンに仕上がっている。

HYDE – SEASON’S CALL

3rdアルバム収録。ギターのKAZもPVに参加。KAZの作曲センスとHYDEのボーカルがカチッとはまったナンバー。

“ANTI” (2019年)

“ANTI”(2019年)の紹介はこちら

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