SHINING BLACK – “SHINING BLACK” アルバム紹介

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管理人的にはネオクラシカルメタルでは5本の指に入ると思うハイトーンボーカルのマーク・ボールズ(YNGWIE MALMSTEEN、ROYAL HUNT、RING OF FIRE)の新しいプロジェクトSHINING BLACKが始動した。7月10日にリリースしたのが、セルフタイトルのアルバムだ。タッグを組んだのは、ギターのオラフ・トーセン(VISION DIVINE、LABYRINTH)だ。よく知らなかったので、調べてみるとこのオラフ・トーセンという人物はボーカルに恵まれていることがわかった。ファビオ・リオーネ(RHAPSODY OF FIRE)、ミケーレ・ルッピとバンドを組んでいるとは。ネオクラシカルメタルのマーク・ボールズにパワーメタルのオラフ・トーセンがタッグを組んでどんなバンドになるのか楽しみだ。ベースのニック・マッズコーニ、ドラムのマッティア・ペルッツィ、キーボードのオレグ・スミルノフはLABYRINTHのメンバーであり、主導権はオラフ・トーセンにありそうだ。

マーク・ボールズと言えば、最近は日本での活動が際立つように思う。2019年にはYNGWIE MALMSTEEN時代の名作”TRILOGY”の再現ツアーである「トリロジー~33rdAnniversary~完全再現ライブジャパンツアー」を日本のネオクラシカルギタリスト、ケリー・サイモンと回った。2018年には日本のネオクラシカルギタリストの太田カツ率いるARK STORMのアルバムでボーカルを取った。YNGWIE MALMSTEENリスペクト率のかなり高い太田カツのバンドでマーク・ボールズのボーカルが聞けるなんて歓喜! 評判も上々のようで(実はまだ聞いておらず、早く聞きたいところ)。

さて、前置きがかなり長くなったが、今回の“SHINING BLACK”はキーボードの効いたパワーメタルをマーク・ボールズが歌っている。マークの歌うバラードはまたいい。ベテランで構成されているため、安定した演奏、サウンドプロダクション、曲のクオリティである。アルバムも50分以内にまとまっており、よい。驚きはマーク・ボールズが61歳ということ。この年で、これだけのハイトーンで歌えているとは。それだけでもかなりの収穫である。

苦言を呈するとすれば、一聴したら忘れられないようなキラーチューンがないこと、どこかで聞いたことあるリフやメロディがあることか。#1はイントロがBLACK SABBATHの”Paranoid”だし、#7はイントロからAメロがDIOの”We Rock”だし。言い換えれば、全曲クオリティが高く、1つ抜きん出ていることはないし、ヘヴィメタルの大先輩をリスペクトしていることがうかがえて、ほほえましいわけだが。

ネオクラシカルメタルのレジェンドボーカルのマーク・ボールズが61歳の今でもヘヴィメタルの第一線で活躍していることがうれしい。もうかなわないのかもしれないが、パーマネントなバンドとしての彼を見てみたい。

“Boogeyman” MV

ネオクラシカルメタルについてはこちら。

ネオクラシカルメタル特集
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