NOCTURNAL RITES(ノクターナル・ライツ)
スウェーデンの正統派メタルバンド。結成当初はデスメタルであった。3rd アルバムはメロディックスピードメタルの名作であり、その後に正統派メタルへと変化してきた。
2017年に10年来のニューアルバムをリリースし、
2018年には10年ぶりの来日も果たした。
Evoken Fest 2018 2日目
Sep. 1 2018Evoken de Valhall Production主催の「Evoken Fest 2018」の2日目に参戦してきた。14:00~22:00という長丁場の立ちっぱなしというなかなか酷なイベントであったが、この手のジ...
おすすめ度について
カテゴリMUSICのおすすめ度について☆☆☆☆・・・かなりおすすめできる☆☆☆・・・おすすめできる☆☆・・・あまりおすすめできない☆・・・まったくおすすめできない以上の4段階評価である。ただし、あくまで管理人独自の判断であり、購入等の判断は...
“The Sacred Talisman”(1999年)
お勧め度:☆☆☆☆
3rdアルバムでメロディックスピードメタルの名作。
“Destiny Calls”のツインリードギターのイントロで、
一気に彼らの世界に引き込まれる。
“The Legend Lives On”で熱いバラードを挟むことで、
アルバムのいい起伏になっていることもプラス。
“Afterlife”(2000年)
お勧め度:☆☆
ボーカルがアンダース・ザックリソンから、
現在のジョニー・リンドクヴィストに交代。
ジョニーの声が熱くてかっこいい。
タイトルチューンの”Afterlife”は佳曲。
“Temple Of The Dead”のクサイメロディは秀逸。
全体としてメロスピから正統派への移行途上で、
前作からのスピードダウンも相まってのお勧め度。
“Shadowland”(2002年)
お勧め度:☆☆☆
ジャケットがヒロイックで
名作3rdアルバム(メロスピ)を期待してしまうが、
正統派メタルである。
飛び抜けたこの1曲というものがないものの、
全体として楽曲レベルが高い。
サウンドプロダクションもよい。
“New World Messiah”(2004年)
お勧め度:☆☆☆
過去最高の壮大なスケール感を持つタイトル曲に、
正統派メタルの佳曲”Against The World”に、
ジョニー時代の名スピードチューン”Avalon”と、
立て続けの3曲でノックアウト。
刻むギターリフと伸びのあるサビが魅力的な
“Awakening”もいいね。
自身を持っておすすめしたいアルバム。
“Grand Illusion”(2005年)
お勧め度:☆☆☆
1曲目”Fools Never Die”に代表されるように
全曲どこをどう切っても正統派メタル。
スピードチューンがないのは残念だが、
メロディがよいこと、サウンドがよいこと、
正統派メタルの名曲”Still Alive”があることで、
まったく気にならない。
かっこいい正統派メタルがここにある。
“The 8th Sin”(2007年)
お勧め度:☆☆☆☆
“Call Out To The World”のリフがメタルコア!?
“Never Again”で打ち込みも多様!?
新しい要素と彼らの熱くかっこいい正統派メタルの融合。
それがカッチリうまく合っており、文句なしの名盤。
過去最高に熱く握りこぶしを上げたくなる
ジョビーのボーカル。泣きのギターソロ。
“Me”というピアノをフィーチャーしたバラードも秀逸。
Nocturnal Ritesを聴くなら、
というより正統派メタルを聴くならまずこのアルバムだ!
“PHOENIX”(2017年)
お勧め度:☆☆☆
10年ぶりの9thアルバム。
タイトルは復活を意味する不死鳥と、IX=9がかけてある。
リードギターがニルス・ノーベリから、
SCAR SYMMETRYのペア・ニルソンに交代。
テクニカルでソリッドなギター要素が入ったが、
正統派メタルであることに変わりはない。
ジョニーの声の衰えもなく安心した。
“Before We Waste Away”とかライブ映え間違いなし。
安定したクオリティのアルバムを作る、
よいバンドであることを証明してくれた。
さて、次のアルバムはいつ出るかな。
“Avalon” from ”New World Messiah”(2004年)
“Before We Waste Away” from ”PHOENIX”(2017年)
コメント