PRIMAL FEAR アルバム紹介

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ドイツの正統派メタルバンド。元GAMMA RAYのボーカル、ラルフ・シーパーズとSINNERのベース・ボーカル、マット・シナーを中心に結成した。ラルフがJUDAS PRIESTのボーカル・オーディションに落ちて、引退しようとしていたところにマットが説得し、自身が本当にやりたいバンドを立ち上げることになった。近年では、ギターにFrontiers Recordsの企画ものを一手に担っているマグナス・カールソンやSILENT FORCEのアレックス・バイロットを迎えており、強靭なメンバーで構成される。ヘヴィメタルのお手本的バンドである。

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“NUCLEAR FIRE” (2000年)


お勧め度:☆☆☆☆

3rdアルバム。ヘヴィメタルの名盤JUDAS PRIESTの”PAINKILLER”を思わせる、#1と#2の流れで名盤を思わせてくれる。特に#2のイントロはJUDAS PRIESTの”PAINKILLER”の#2を意識しすぎだと思う。タイトル曲#8”Nuclear Fire”がメロスピのキラーチューンであり、ラストの#11”Living For Metal”がメタルファンガッツポーズのミドルチューンであり、彼らの最高傑作と言っていいだろう。ボーナストラックのGARY MOOREの”Out In The Fields”もよい。

“DEVIL’S GROUND” (2004年)


お勧め度:☆☆☆

5thアルバム。オープニングナンバーの出だしが「Metal is forever」のシャウトで始まり、最高にクールだ。ミドルテンポの正統派メタルチューンが並び、ラルフのハイトーンボーカルを堪能できる。#9”Colony 13”も佳曲だ。ボーナストラックのBLATH SABBATHの”Die Young”もよい。

“SEVEN SEALS” (2005年)


お勧め度:☆☆☆

6thアルバム。アルバムジャケットのイメージどおりなメタル然とした内容になっている。1年という短いスパンでありながら、このクオリティを放つところが彼らの勢いを感じる。ノリノリな疾走チューンの#2が今までにない新しい息吹を感じながらも、高品質な正統派メタルチューンを集めたよいアルバムである。帯にある「メタルが好きなら、黙って耳を傾けろ。」が言い得て妙である。

“NEW RELIGION” (2007年)


お勧め度:☆☆☆☆

7thアルバム。スリリングなドラムソロから始まる#1やEPICAのボーカル、シモーネ・シモンズとのデュエットの#3、そして#5の三部作などこれまでには見られなかったバラエティに富んだアルバムとなっている。とはいえ、ベースにあるのはこのバンドの根底である正統派メタルであり、これまでのファンを落胆させることはない。新しい要素を見事に融合させた名作。

“16.6 Before The Devil Knows You’re Dead” (2009年)


お勧め度:☆☆☆

8thアルバム。アルバム名が長い! 16.6はバンド名の頭文字PFをAから数えて何番目かで表したと思われる。#1がSEで、#2にメロスピチューンって最高の流れ。正統派メタルバンドの彼らがこんなプレゼントをしてくれるとは。#13ではラルフだけではなく、ギター2人とベースもボーカルを取るという新しい試みを入れているのもよい。

“APOCALYPSE” (2018年)


お勧め度:☆☆☆☆

12th アルバム。#1がSEで、#2にメロスピチューンって最高の流れを再現してくれた。昨今こういう流れが少ない気がする。衰えを知らないハイトーンボーカル、才能の枯渇などみじんも感じることのない楽曲。世の中のトレンドに左右されない、ヘヴィメタルがここにある。世界の終末を迎えた後でも力強く羽ばたく姿のジャケットがまさにそれを感じさせる。管理人のちょっとした記念日にリリースして、なおかつハイクオリティだったから情が入ってしまっていることは確かであるが、自他共に認める最高傑作である。

“The Ritual” from “APOCALYPSE” (2018年)


このかっこいいヘヴィメタルをたくさんの人に知ってほしい。そう切に願う。


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2020年にアルバムリリースが予定されており、“APOCALYPSE”(2018年)を超えると話しているので楽しみである。

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