THUNDERSTONE アルバム紹介

Review
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THUNDERSTONE(サンダーストーン)はフィンランドのメロディック・スピードメタルバンド。ギタリストのニノ・ローレンネ中心に2000年に結成された。ボーカルのパシ・ランタネンは同郷の英雄STRATOVARIUSの”INFINITE”でバッキングボーカルを担当したことがあり、STRATOVARIUSのメンバーとの親交がある。当時のSTRATOVARIUSのギターでリーダーであったティモ・トルキがゲスト参加した。第2のSTRATOVARIUSとして注目されたバンドである。

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“THUNDERSTONE” (2002年)

おすすめ度:☆☆☆
デビューアルバム。#1からメロスピチューンでつかみよし。パシ・ランタネンはハスキータイプのボーカルで好みわかれるかも。#2″VIRUS”(発音はウイルスではなく、ヴァイラス)はSTRATOVARIUSにも通じるキャッチーな曲で、彼らの代表曲と言ってよいだろう。#4の様式美キラキラ疾走曲もいいね。#5の8分越えの曲も飽きさせることなく聞かせてくれる。#6のミニバラードもしっかり歌い上げているし、アルバムの緩急をつけている。#8にティモ・トルキがゲスト参加。#10が壮大な曲で、こういう曲をサラッとやってのけてしまうところが驚異の新人バンドである。

“THE BURNING” (2004年)

おすすめ度:☆☆☆
2ndアルバム。ミドルテンポながら構築美にゆえに曲に引きこまれる#1から始まる。演奏も含めてバンドの成長を感じた。そのあとに、もはやお約束と言うべきキラキラ疾走チューンの#2で、歓喜の極み。ミドルテンポの#3ではボーカルのパシ・ランタネンの表現力アップを感じられてよい。#4もメロスピチューン。#5のミドルテンポながらキャッチーな曲もいいね。#6は本格バラードで、心にしみる。歌唱力アップした今だからこそ歌える曲だ。#7も疾走曲。アルバムの後半も中だるみすることなく、聞かせてくれる。前作よりも曲が充実し、演奏力が向上した結果として完成度の高い作品に仕上がっている。

その後

バンドは2005年に3rdアルバム”TOOLS OF DESTRUCTION”を、2007年に4thアルバム”EVOLUTION 4.0″を発表した。この2作はメロディック・スピードメタルから、正統派メタルへとシフトしていった。その後、ボーカルとキーボードが脱退した。新しいメンバー(ボーカルはAT VANCEのリック・アルティ)を入れて2009年に5thアルバム”DIRT METAL”を発表した。その後、ボーカルとドラムが脱退し、バンドは休止状態となった。初代ボーカルのパシ・ランタネンが復帰し、ドラマーをオーディションで選んで、2016年に6thアルバム”APOCALYPSE AGAIN”を発表した。

2020年には彼らの代表曲”VIRUS”を自宅でレコーディングし、元ボーカルのリック・アルティも参加し、ファンのコーラスも入れた動画を公開した。

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