ROYAL HUNT(ロイヤル・ハント)はデンマークのネオクラシカルメタルバンド。1988年にキーボードのアンドレ・アンダーセンを中心に前身となるバンドを結成し、バンド名を変えて1992年にデビューした。
LAND OF BROKEN HEARTS(1992年)
おすすめ度:☆☆☆
1stアルバム。美旋律のクラシカルなサウンドが気持ちいい。#3のキラキライントロ、ノリノリのサビがいい感じ。ソロのクラシカルなところも見どころ。#5、#9は1分半から2分のインストだが、メロディ重視の内容のため、もっと聴きたいくらいだ。#11、#12はボーナストラックだが、よい仕上がり。特に#12は疾走チューンでかっこいい。デビューアルバムでこの充実した内容、とんでもない新人が現れたものだ。
CLOWN IN THE MIRROR(1993年)
おすすめ度:☆☆☆☆
2ndアルバム。前作のメロディ重視はそのままに、音質と楽曲の破壊力を向上させた。#1はバンドの代表曲だ。#4のタイトル曲も美旋律を持つバラード。#10″Epilogue”は超弩級の名曲。サビメロはその衝撃で震えが止まらない。間奏パートもクラシカルなエッセンスが濃縮されており秀逸。
MOVING TARGET(1995年)
おすすめ度:☆☆
3rdアルバム。ボーカルがヘンリック・ブロックマンからD.C.クーパーへ交代した。#1″Last Goodbye”で音域の広さ、ハイトーンの力強さを見せつけてくれる。以降もボーカルが強化された楽曲が並ぶのだが、過去2作のような心揺さぶられるメロディでないのがおしい。
PARADOX(1997年)
おすすめ度:☆☆
4thアルバム。バンド初のコンセプトアルバム。長尺の曲が増え、メロディがやや減退し、プログレ度が増した。わかりやすいのは#3ぐらいだろうか。最高傑作と呼び声高いのだが、個人的にはメロディが充実していたころのほうが好きというのが本音の感想だ。
THE MISSION(2001年)
おすすめ度:☆☆
6thアルバム。前作よりボーカルがD.C.クーパーからジョン・ウェスト(ARTENTION)に変わった。#1のSEからの#2の機械的なサウンドでひっくり返りそうになった。だが#4″Surrender”はジョン・ウェスト時代の名曲だ。久しぶりの珠玉のメロディに感動したよ。#8、#13もなかなかの良曲。
その後
2007年にはボーカルがジョン・ウェストからマーク・ボールズに変わった。2011年にマーク・ボールズからD.C.クーパーに変わり、現在に至る。
ボーカル変遷とスタジオアルバム
ヘンリック・ブロックマン(1992年~1994年)
LAND OF BROKEN HEARTS
CROWN IN THE MIRROR
D.C.クーパー(1994年~1999年)
MOVING TARGET
PARADOX
ジョン・ウェスト(1999年~2007年)
FEAR
THE MISSION
EYE WITNESS
PAPER BLOOD
マーク・ボールズ(2007年~2011年)
COLLISION COURCE: PARADOX II
X
D.C.クーパー(2011年~)
SHOW ME HOW TO LIVE
A LIFE TO DIE FOR
DEVIL’S DOZEN
CAST IN STONE
DYSTOPIA
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