マイケル・シェンカー50周年

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今年の5月にMICHAEL SCHENKER GROUP名義でニューアルバム”UNIVERSAL”を発表したマイケル・シェンカー。ドイツのヘヴィメタル・ハードロックのレジェンド的ギタリストである。彼の活動の50周年記念でもあるという。いつ、どのバンドでデビューして、今に至るか見ていこう。

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バイオグラフィ

1972年 ドイツのハードロックバンドSCORPIONSの”LONESOME CROW”でデビュー。

1973年 イギリスのハードロックバンドUFOに加入。

1974年 UFOの”PHENOMENON”をリリース。

1978年 UFOを脱退。SCORPIONSに復帰。

1979年 SCORPIONSを脱退。MICHAEL SCHENKER GROUPを結成。

1980年 MICHAEL SCHENKER GROUPの”THE MICHAEL SCHENKER GROUP”をリリース。邦題は「神(帰ってきたフライング・アロウ)」であった。

1986年 ボーカルのロビン・マッコーリーを迎え、MCAULEY SCHENKER GROUPとして活動。

1993年 UFOに復帰。

1996年 UFOが解散状態に。MICHAEL SCHENKER GROUPとして活動再開。

1997年 UFOが再集結。

1998年 UFOを脱退。

2000年 UFOに復帰。

2003年 UFOを脱退。

2011年 MICHAEL SCHENKER’S TEMPLE OF ROCK名義で活動。

2017年 MICHAEL SCHENKER FESTを結成。

2021年 MICHAEL SCHENKER GROUP名義で”IMMORTAL”をリリース。

2022年 MICHAEL SCHENKER GROUP名義で”UNIVERSAL”をリリース。

1972年のSCORPIONSの”LONESOME CROW”でデビューして今年の2022年で50周年を迎えた。

マイケル・シェンカーのバイオグラフィを図で確認すると以下のようになる。

マイケル・シェンカーのバイオグラフィ

50年もの長きにわたり活動をしていれば、バンドも1つではない。最初の8年はすでにあるバンドにギタリストとして加入した。その後、自身のバンドMICHAEL SCHENKER GROUPを結成し、名前を変えたり元に戻したりしながら、今に至る。

ディスコグラフィ

オリジナルアルバムのみピックアップした。

マイケル・シェンカーのディスコグラフィ

活動50年で39枚のアルバムをリリース。バンドが変わりながらもコンスタントにアルバムを発表するとは、律儀な仕事人の印象だ。

人物像

デビューしたときのバンドのSCORPIONSには兄でギターのルドルフ・シェンカーがいる。

UFOではバンドメンバーが英語を話すのに対して、マイケルはドイツ語のため苦労した。アルコールの問題もあり、脱退することとなった。

UFO脱退後、自身のバンドMICHAEL SCHENKER GROUPを始める。日本では「神」と呼ばれる。1stアルバムの邦題も「神」である。

来日ライブでは演奏放棄し、帰ってしまったことがある。複数回あるが、そのうち一度は観客が投げたものがマイケルに当たって激怒したためであった。

MICHAEL SCHENKER FESTはMICHAEL SCHENKER GROUPの歴代メンバーを集めたグループである。

近年はマイケル・フォスと曲を作っていると2022年のアルバムの”UNIVERSAL”について、マサ伊藤のロックTVで話していた。

サウンド

Michael Schenker – Hellfest 2022 – @ARTE Concert

2022年の最新ライブで見てみよう。

ギタリストのバンドであるが、ボーカルのメロディを重視した作りとなっている。キーボードとギターを担当するメンバーがおり、曲に広がりを生み出している。

マイケル・シェンカーが「神」と言われるのは、ギターリフ、ギターソロ、インストでのギター演奏もあるだろうし、彼によって作られる繊細で、少し影を感じさせる泣きのメロディがあるからだろう。

ヘヴィメタル好きからすると音の厚みに少し物足りなさを感じてしまうかもしれないが、メロウなサウンドにヘヴィさを合わせてしまうとやりすぎになりそうで、今がいい塩梅だと思う。

マイケル・シェンカーが楽しそうで何よりだ。

ちなみに現在のボーカルはヘヴィメタルで引っ張りだこのロニー・ロメロ。歴代ボーカルの曲をサラッと歌い上げてしまう彼はやはり逸材だ。そんな彼の活躍はこちらから。

祝・マイケル・シェンカーの50周年。半世紀も第一線で活動していることが生きる伝説だ。

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