ヴィジュアル系ロックバンドMALICE MIZERの2代目ボーカルとしてデビューし、脱退後はソロ活動をしているGACKTの本を読んでみた。2007年にはNHK大河ドラマにも出演した経歴を持つ。最近の人のイメージは「芸能人格付けチェック」での絶対に外さない人か。またYouTubeも始めたようで、そちらのイメージがある人もいるかもしれない。
管理人の中では、2003年に自ら脚本を書いてL’Arc~en~CielのHYDEと主演した”MOON CHILD”のイメージが強い。DVDボックスを持っていたのだが、果たしてどこにしまったか。
前置きはこのくらいにして。本の紹介をしよう。
『GACKTの勝ち方』
2019年8月9日に発売。海外でプール付きの大豪邸に住み、美女が遊びにくるとか、高級スポーツカーのランボルギーニに乗るとか、超セレブのイメージのGACKTの成功の秘訣がここにある。
写真多めで、ビジネス書というよりはファン向けかも。文字は大きするなど強調していて大事な部分がわかるし、文字量もそれほど多くないため硬い文章が苦手という方にもやさしいはずだ。
自身がエッセンスと思うことをGACKTの人生を踏まえながらまとめているので、理解しやすい。50人のサポーターの件や15歳のときに集団とのけんかの話とかはとてもまねできないけど。
芸能人の不倫についてGACKTの見解もある。同意できる部分もあるし、やべぇなぁと思うところもある。
GACKT自身、理想とするGACKT(ブランドイメージ)があって、それに向かって努力しているということなのかな。具体的に音楽以外の仕事の話もある。
マジックワードは「知覚動考」だと思う。これが何を意味するかは、ぜひ本書を手に取って自身の目で確かめてほしい。
『GACKT超思考術』
2021年1月8日に発売。前の著書『GACKTの勝ち方』が20万部を超えるヒットとなり、その第2弾である。特に混迷を極める今の時代に、GACKTの考え方で道は開けるかもしれない。
こういうとき、どうするというQ&A形式で書かれており、読みやすくなった。写真は減って、よりビジネス書らしくなったが、デザインがおしゃれだ。
内容は前著から一切ブレない。GACKTの根幹なのだろう。
段取りの大切さ、経済を回すことなどを見るとやはりビジネスマンなのだなと思う。
コミュニケーションでは、百戦錬磨と思われるGACKTの手の内が見えてよい。GACKTの話し方には理由があったと納得できるものになっている。
人間関係はぜひ見習いたいなぁ。GACKTを誘う方法はすごい。また後輩力も。こういう後輩、確かにいる。
GACKTの厳しいトレーニングや1日1食の理由も書かれている。GACKTのようになりたいと簡単に言う人には厳しい内容だ。だから、GACKTはすごいとなるわけだ。
終わりに
2冊ともこんな印象を受けた。読んで終わってはダメで、実施に動かないとね、と。それは自分の人生を楽しむために、と。
最近のGACKTであるが、2021年9月8日に体調不良で「無期限休止」を発表した。心配なニュースだ。一日も早い回復を願うばかりである。
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