エドワード・ヴァン・ヘイレン 追悼

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エドワード・ヴァン・ヘイレンが2020年10月6日に亡くなった。2000年に舌ガンと診断され、舌の1/3を切除し、2002年に完治を発表していた。2014年ごろから転移した咽喉ガンの放射線治療を受けていたが、脳やほかの臓器にも転移したようだ。このニュースはYahoo! ニュースやLINEニュースでも流れて、その影響力の大きさを物語っていた。

(Yahoo! ニュースの記事は現在見られない状態となっている)

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1. バンドの来歴

彼が率いるVAN HALENは、アメリカン・ハードロックの代表的なバンドである。ギターのエドワード・ヴァン・ヘイレンのライトハンド・タッピングが衝撃的で、世界中に広く知られることとなった。管理人はVAN HALENのデニムでまとめたスタイルのアーティスト写真を見てハードロックのイメージが沸いた。逆にヘヴィメタルと言えば黒の革ジャンを着ていたJUDAS PRIESTである。

VAN HALENのドラムはエドワード・ヴァン・ヘイレンの実兄のアレックス・ヴァン・ヘイレンである。ベースはデビューから長年マイケル・アンソニー(現CHICKENFOOT)が務めていたが、2006年からエドワード・ヴァン・ヘイレンの長男のウォルフガング・ヴァン・ヘイレンに交代した。兄弟、親子のバンドとなっている。

VAN HALENのボーカルは3名いる。1978年のデビュー時はデイヴィッド・リー・ロスである。VAN HALENの黄金時代を築いた。1985年に人気絶頂の中でデイヴィッド・リー・ロスが脱退し、サミー・ヘイガーが加入した。そのまま黄金時代を継続することに成功した。1996年にサミー・ヘイガーが脱退し、一時デイヴィッド・リー・ロスの復帰の可能性が伝えられたが、ゲイリー・シェローンが加入した。アルバム1枚リリースして脱退し、その後ボーカル不在となる。2004年にサミー・ヘイガーが電撃復帰したが、アルバムリリースはなかった。2007年にデイヴィッド・リー・ロスが復帰し、2012年にアルバムをリリースした。結果的に最終アルバムとなった。

2. VAN HALEN名曲

“Eruption” from 1st album “VAN HALEN”


これほどの衝撃を受けたインストはないだろう。いったい、どうやって弾いているの!? デビューアルバムでやってしまう彼らの思い切りのよさ。

この曲が収録されているアルバム

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“Jump” from 6th album “1984”


一度聴いたら忘れられないイントロのキーボードのフレーズ。スーパーギタリストであるエドワード・ヴァン・ヘイレンだが、その曲ごとにギターやフレーズを使い分けて、この曲ではキーボードを弾いている。作曲センスにも脱帽である。日本では2009年のキムタクのドラマ「MR.BRAIN」のテーマソングで使われて、再び話題になった。デイヴィッド・リー・ロス時代の大ヒットナンバーだ。

この曲が収録されているアルバム

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“Dreams” from 7th album “5150”


人気絶頂の中でボーカルがサミー・ヘイガーに交代して最初のアルバムの名曲だ。空間的な広がりを感じるキーボードのイントロから疾走感の気持ちいい曲になっている。

“Why Can’t This Be Love” from 7th album “5150”


キーボードのイントロがシンプルなのにメロディセンスが光る。そして、サビメロの哀愁。メロディーメーカーとしてのエドワード・ヴァン・ヘイレンの才能があふれる名曲だ。

“Dreams”と”Why Can’t This Be Love”が収録されているアルバム

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アメリカのハードロックというとBON JOVIを思い浮かべる。バンド名がリーダーのファミリーネームというところがVAN HALENとも共通する。ただBON JOVIはヘアメタルの要素があり、女性受けする向きが強い。その一方でVAN HALENはエドワード・ヴァン・ヘイレンのギターが特徴的で、男向けな感じがする。管理人的にはVAN HALEN推しだ。もちろんBON JOVIも好きだ。

結果的に最終アルバムとなった”A DIFFERENT KIND OF TRUTH”より” She’s The Woman”


曲全体に勢いがあっていい。ここからまたVAN HALENの輝きが続くと思われたが、エドワード・ヴァン・ヘイレンの治療で思うような活動ができなかった。そして今回の訃報。とても深い悲しみに包まれているけれど、ギターレジェンドが残した名曲があるから、そのサウンドを通じてまた会える。ご冥福をお祈りいたします。

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