2023/10/13 2ndアルバム紹介記事はこちらから。
2021/10/3 1stアルバム紹介記事はこちらから。
2021/5/12 ”Hellfire Thunderbolt”のMV公開。これがまたかっこいいこと。しっかりとヘヴィメタルをしていて、心が震えたぜ。リフもソロもツインリードもあって、歌いだしの前にスクリームもあって、大好物だ。もし、このクラスの曲がアルバムに収録されていたら、とんでもない名作になるのではないか。久しぶりにいいものを聴いた。
2021/5/11 ついにKK’s PRIESTのデビューアルバム”Sermons Of The Sinner”のタイトルが公表され、5/12から予約を開始するというニュースリリースがあった。
Announcing ‘Sermons of the Sinner’ – the new album from @judaspriest founder KK Downing.
Pre-order May 12th to get your sermons!🤘🏻 🔥 #kkspriest #metaldefenders pic.twitter.com/90T3bA9GVk
— KKs Priest (@KKsPriest) May 10, 2021
ティザー動画もあるが、これがなかなかかっこよさそうだ。メタル然としていて期待できそうだ。予約はできるけど、いつ発売になるのだろうか。
K.K.ダウニングは2011年にJUDAS PRIESTを脱退した。ギタリストであり創設者であった。その彼がJUDAS PRIESTの50周年に合わせて、音楽シーンに復帰する。バンド名はKK’s PRIESTで、メンバーは元JUDAS PRIESTのティム“リッパー”オーウェンズ、レス・ビンクスもいる。すでにレコーディングを終え、あとはアルバム発表のみという段階とのことだ。
このバンド構想は、2019年11月に行われた彼のライブがきっかけになったことは間違いないだろう。このときは元JUDAS PRIESTのティム“リッパー”オーウェンズ、レス・ビンクスのほかにベースにMEGADETHのデイヴィッド・エレフソンがいた。
JUDAS PRIESTといえば、メタルゴッドと呼ばれヘヴィメタルで知らぬものはいない。そのギタリストがおよそ10年ぶりにバンドで復活といえば、喜ばしいことなのだが。それまでの彼の道のりを振り返ってみよう。
K.K.ダウニング、本名はケネス・キース・ダウニング・ジュニアという。1970年にJUDAS PRIESTを結成し、2011年に脱退するまで活躍した。ギブソンのフライングVを使用する。JUDAS PRIESTでは、グレン・ティプトンとのツインリードギターでファンを沸かせた。
脱退理由について、彼はファンが昔の音楽を望んでおり、それを繰り返す日々が楽しめなくなったという。JUDAS PRIESTは新しい音楽を求めて作風を変えたアルバムがあるが、そのたびにファンから「問題作」呼ばわりされた。JUDAS PRIESTのボーカルのロブ・ハルフォードも同理由で1992年に脱退したが、2003年に再度JUDAS PRIESTに加入している。ヘヴィメタルの重鎮であるJUDAS PRIESTの宿命と言ったところか。それに苦しんだようだ。
脱退後は、自宅を結婚式場にする計画があったようだ。また、メタルの匂いがする香水を発売した。さらにゴルフ場のオーナーをしていたが破産申請した。その際に136曲のJUDAS PRIESTでの著作権を売りに出した。自身のギターやアンプヘッド、レザーのジャケットもオークションで売却していた。
JUDAS PRIESTに復帰したい旨の発言を何度も行うが、JUDAS PRIESTにあしらわれた。グレン・ティプトンのリタイアによる代役を頼まれなかったこと、そして、JUDAS PRIESTの50周年記念ツアーに呼ばれなかったこと。さらには彼が脱退したあとに加入したギタリストのリッチー・フォークナーに対して「俺のほうがうまくプレイできる」発言まで。
脱退したのにJUDAS PRIESTに未練が残っているところがかっこよくない。プライドはないのか。後悔するなら、脱退しなければよかったのに。ゴルフ場の経営に失敗して、お金に困っているところも見ていてつらい。そして、今回のバンド再開へ。
もう失うものはない、そんな気概なのだろうか。ただ、ネガティブな感情がよい作品を生み出すことも知っている。NIGHTWISHがターヤ・トゥルネンと決別して、アネット・オルゾンを迎えて作った” DARK PASSION PLAY”がそれだ。「暗い熱量の演奏」ってアルバム名前も言い得て妙だ。さらに、2020年に10年ぶりにニューアルバム” ORDINARY MAN”を発表したオジー・オズボーンも3週間でアルバムを作ってしまったようだが、不幸せなときによい作品が生まれると話していた。K.K.ダウニングにもぜひともよい作品を作ってほしいところである。かつてJUDAS PRIESTで輝いていたときのように。
最後に、JUDAS PRIEST時代の名曲を。彼が著作権を手放した(?)曲たち。どちらも管理人はライブで演奏したくらい大好きである。
JUDAS PRIEST – “Breaking The Law”
JUDAS PRIEST – “Living After Midnight”
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