元STRATOVARIUSのリーダーでギターのティモ・トルキによる最新バンドTIMO TOLKKI’S INFINITE VISIONSの情報はこれまで以下の記事でお伝えしてきた。
第1弾が1月31日で、その後3月1日にボーカルが変更になり、5月13日と5月26日にメンバー情報を小出しに発表してきたが、ついに確定の情報が出た。
なぜ一度にバシッとメンバー、音源、公式HPやビジュアルを公開してくれないのか。小出しに出して息長く話題性を持たせたほうが人々の記憶に残るのか? 日本のメディアだと1月31日に話題になって以降、まったく報じられていないところを見ると、小出し作戦(?)は失敗のように見える。
日本での扱いが残念になってくると、日本盤のリリースの可能性が低くなり、日本人の記憶から消えてしまいそうで心配になる。
話題がそれてしまったので、そろそろ本題に戻ろう。TIMO TOLKKI’S INFINITE VISIONSの公式サイトがオープンし、ビジュアルや1つ目の音源(TIMO TOLKKIが1stソロアルバムで発表した楽曲のINFINITE VISIONSバージョン)が公開された。最後のメンバーであるドラムも発表された。
ラインナップはこちら。
ギター:ティモ・トルキ(ex-STRATOVARIUS)1966年生まれ
ボーカル:ホルヘ・セヘルスボル(ANCESTRAL DAWN、PEGASUS)生年不詳
ベース:ヤリ・カイヌライネン(ex-STRATOVARIUS)1970年生まれ
ドラム:パウエル・ヤロシェヴィチ(VADER、HATE、ANTIGAMA)1985年生まれ
キーボード:ジミー・ピッツ(ETERNITY’S END、NORTHTALE)生年不詳
生年不詳のメンバーもいるが、全体的に若返っているようで、好印象。ティモ・トルキのサウンドが好きで、演奏したいという若手とともにバンドを組むことで、ティモ・トルキが安定したラインナップでリラックスしてやってほしいところ。あとは若手からインスピレーションをもらったり、ケミストリーを起こしたりして、バンドがよりよい方向に向かってくれることを望むばかりだ。
最後に発表されたドラムのパウエル・ヤロシェヴィチだが、STRATOVARIUSのドラムオーディションに動画を投稿しており、ティモ・トルキのファンであることは間違いないだろう。ただし、STRATOVARIUSに加入できなかったメンバーを引き入れるという決断をしたティモ・トルキはどんな心境だろうか。プライドがあったら決断できなかったのではないか。人選に行き詰って・・・とは考えたくないので、実力を見極めて寛大な心で加入させたと思いたいところである。
“Father Time” (Drumming Audition)
“Deep Unknown” (Drumming Audition)
“Coming Home” (Drumming Audition)
(恥ずかしながら、新曲だと思って下記のコメントを記載したが、実際はティモ・トルキの1stソロアルバム”CLASSICAL VARIATIONS AND THEMES”に収録した楽曲のバンドバージョンである)
最後に”Fire Dance Suite”の曲について、このイントロは今までにあったような気がするがこれと酷似というものは意外となく新しいのかもしれない。ボーカルが思っていたよりもなよっとした印象を受けた。ギターとキーボードのソロの掛け合いは聴きごたえあり。サビの決めフレーズも今までにない感じだ。ティモ・トルキらしさが感じられ、かつ新しさも期待させるよい楽曲だと思う。
今後が楽しみだ。
2020/11/5最新情報アップ
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