TAIJI with HEAVEN’S 1stミニアルバム

Review

2010.01.292021.03.03

制作期間3年、メンバーの結束、TAIJIプロデュース！

イベント販売：2009.12.26
通信販売開始：2010.01.13

￥2,100

5曲入り（ボーナスを入れると6曲）、全26分。

メンバーは、
TAIJI（ベース）
DAI（ボーカル、ピアノ）
RYUTARO（ギター）

そのサウンドは、CLOUDNINEのShuさんいわく、
「X、LOUDNESS、D.T.Rをあわせたような感じ」
TAIJIさんが在籍していたバンドであり、
DAIさんがX、X JAPANをリスペクトし、
RYUTAROさんがLOUDNESS、D.T.Rをリスペクトしているという。
（RYUTAROさんは元DTRのギタリスト、
藤本泰司さんからVをもらっていたような）

ジャケットは「胎児」です。新しい生命。
音でTAIJIさんとかけているのかも。

自身のプロデュースということで、
TAIJIさんのベースが今まで以上に音が大きい！
躍動感のあふれるベースラインを堪能できます。
1曲目から元気なTAIJIさんのベース全開です！

ネタバレや私的な感想は続きに。

<ネタバレや私的な感想>
#1 Keep The Faith
静かに始まるところがSilent Jealousyを思い浮かべる。
DAIさんのボーカルが熱いです。
RYUTAROさんのギターソロ、前半はテクニカル、
後半に様式美のようなクラシカルなソロまで。
TAIJIさんのベースは生き生きとしてて、
そして歌詞がとても前向きな感じでした。
歌詞はDAIさん、曲はRYUTAROさん。

#2 Merry Go Round
DTRっぽい曲だと思う。それでいてhideさんを思い出す。
面白いというイメージの曲。
ロックンロールナンバーだと思う。
サビの「グルグル」というところ、
すっごく頭に残って離れません！
歌詞はDAIさん、曲はRYUTAROさん。

#3 WARNING～この男凶暴につき
DTRっぽい曲。歌詞が英語でDAIさんすごい！
息継ぎする間もないようなボーカルです。
SEから始まるので、ドキドキします。
緊張（そして期待）が曲のタイトルらしくていいです。
歌詞はDAIさんとTAIJIさん、曲はDAIさん。

#4 BLOOD IN BLOOD
今のTAIJIさんの音の世界だと思う。
アルバム中ではちょっと複雑な曲の構成かも。
途中のチョッパーにギターが重なっていくところは、
TAIJIさんらしいナンバーだと思う。楽器隊がノリノリです。
歌詞はDAIさん、曲はTAIJIさん。

#5 Wish
イントロでベースの高音域！ Endless Rainを思い出す。
ボーカルのアカペラっぽいところはTOSHIかと思いました。
Xが好きというDAIさんならではって感じです。
ピアノもDAIさんが弾いてますし。ギターもメロディアスです。
甘く切ないX JAPAN風のバラードでした。7分ぐらいです。
歌詞はDAIさん、曲はDAIさん。

#6 FREEZE
歌詞カードには何も情報がありませんでした。
隠しトラック、ボーナストラックだと思います。
1分ぐらいの短いもので、最後に「To be Continued」と。

2006年ぐらいにプロジェクトの話が始まって、
ようやく形になったTAIJI with HEAVEN’Sです。
待ちに待ったという感じで。
ドラムがいない（サンクスには真矢さんの名前が？）ので、
#4のジャムっぽいところが物足りないかも。
やっぱりドラマーあってのベースかな、と。
TAIJIさんもYOSHIKIさんや樋口宗孝さんとやってきたわけで、
ちょっとさびしいと思いました。
そういうのがギターにも少なからず影響があると思います。
ジェフ・ベックが多彩なギターメロディーを弾けるのも、
リズム隊があってこそだと思います。
ギターソロ、僕のイメージだとテクニカルだったと思います。
ただ、メロディーがもっとほしい、長く弾いてほしいかも。
TAIJIさんとやってきたギタリストといえば、
PATAさんやHIDEさん、高崎晃さんに、藤本泰司さんと、
テクニカルでありながらメロディアスで渋かったり、
長くてそれでいて、いいギターソロが多かった気がします。
Silent Jealousy（PATAさんHIDEさん）、
Crazy Doctor（高崎晃さん）、Cybernetic Crime（藤本泰司さん）と、
メロディアスでテクニカルで長くて、でも口ずさんでしまう、
そんなギターソロがほしかったかな～と思います。
でも、曲の感じではあのくらいが自然だったかも知れませんが。