Request of the Moonというファン投票でセットリストが決まった、
ライブを12/21に行ったCONCERTO MOON
順位は次の通りである。
rank name album
1 savior never cry 9th
2 angel of chaos 8th
3 from father to son 2nd
4 concerto moon 6th
5 alone in paradise 1st
6 change my heart 2nd
6 time to die 3rd
8 unstill night 3rd
9 into the fire 2nd
10 holy child 1st
10 king of the judas mini 1st
10 rain forest 3rd
13 it’s not over 5th
13 lies and betrayal 7th
15 like a beast mini 2nd
15 over and over 4th
15 the shining light of the moon 9th
18 dream chaser 2nd
19 lonely last journey 3rd
最下位 tell everything 6th
アルバムは次の通りである。
1st fragment of the moon
2nd from father to son
mini 1st time to die(タイトル曲は3rd扱い)
3rd rain forest
4th gate of triumph
5th life on the wire
mini 2nd concerto moon(タイトル曲は6th扱い)
6th after the double cross
7th rise from ashes
8th angel of chaos
9th savior never cry
それなりに納得の結果。その一方で、”lies and betrayal”(7th)っていいか?
それなら、”take you to the moon”(1st)とか”surrender”(2nd)とか、
“glorious death”(5th)とか、もっとキラーチューンがあった気がするが。
メンバーチェンジの多いCONCERTO MOONで、ボーカルも3人目なわけだが、
ここで、どのボーカルの人気が高いか比較してみようと思う。
ボーカルは3人で、名前とその後ろに参加したアルバム、活動時期を書く。
1人目 尾崎隆雄(1st, 2nd, mini 1st, 3rd)1996~1999年
2人目 井上貴史(4th, 5th, mini 2nd, 6th, 7th, 8th)2000~2011年(2005~2007年は活動休止)
3人目 久世敦史(9th)2011年~現在
活動時期の長さなら圧倒的に井上貴史。今回のランキング1~19で、
ボーカルをとった曲の数だと、次のようになる。
尾崎隆雄 9
井上貴史 6
久世敦史 2
活動期間の長さでは劣っていても、曲数だと尾崎隆雄。
また、まだ1年しか活動していない久世敦史も健闘している。
もっとわかりやすく、「ランクインの曲数 / アルバム数」で、
表示してみる。ミニアルバムは0.5でカウント。
4thは歌ものが少ないので0.5でカウントする。
枚数は以下のようになる。
尾崎隆雄 3.5
井上貴史 5
久世敦史 1
ランクインの曲数 / アルバム数
尾崎隆雄 2.6
井上貴史 1.2
久世敦史 2
この結果から、
尾崎隆雄は参加アルバムの割りに人気曲を生み出している。
井上貴史は参加アルバム数に対して、人気曲を生み出せなかった。
久世敦史は参加アルバムがわずか1枚で、2曲もランクインさせた。
こういう結果になった要因を考察する。
「ランクインの曲数 / アルバム数」が必ずしも、
ボーカルの実力を表しているとは言い切れない可能性がある。
初代ボーカルの尾崎隆雄はCONCERTO MOONの衝撃のデビューの、
影響がある。当時、ジャパニーズ・メタルは沈んでいた。
LOUDNESSは第4期でインド化しており、ANTHEMは解散していた。
そこに彗星のごとく現れ、日本人の好きなネオクラシカルだったこともあり、
CONCERTO MOONは話題を呼んだ。1stや2ndはインディーズながらも、
今回のランキングにちゃんと入ってきているのは、
そういう理由ではないだろうか。
メジャーデビューの3rdは名盤で、今回最多の4曲ランクインをするも、
尾崎隆雄は脱退してしまった。
ボーカルの実力としては、少し弱い部分もあるが、
ガナリ系が多い中では透明感のある声は貴重だった。
逆に2代目ボーカルの井上貴史はきわどいデビューだった。
尾崎隆雄脱退後、CONCERTO MOONの絶対的リーダーの島は、
SABER TIGERの下山武徳とDOUBLE-DEALERを結成してしまう。
2枚もアルバムを作って、ヨーロッパでライブも行った。
その間に、インストの多い4thを作る。
井上貴史は下山武徳と同じく熱い系のボーカルで、
前任と対照的であったり、下山武徳と比べられたり、
厳しい状況でのデビューだったと思われる。
さらに、その後リテイクベストアルバムも作っている。
彼の本当のデビューは5thからといっていいだろう。
この時期のCONCERTO MOONの世間一般からのイメージは、
尾崎時代とは比べ物にならないくらい冷めていたと推測される。
その後、自信作であるmini 2nd、そして6thを出すが、
リーダーの島は活動停止し、DOUBLE-DEALERを再始動する。
DOUBLE-DEALERが下山脱退で停止し、CONCERTO MOONが動き出す。
7thのイメージは・・・。起死回生を誓った8thは、
好評であったと考えられる。しかし、家庭の事情で井上貴史は脱退。
実力が低いわけではなかったが、機会に恵まれなかったように思われる。
メンバーチェンジの多いバンドで、キーボードの小池の次に、
長く在籍し、島の信頼も厚かっただけに、残念である。
3代目ボーカル久世敦史はパワーシャウターで、
9thのタイトル曲も復活にふさわしいキラーチューンということもあり、
いい感じでデビューできたと思われる。
島の書く曲もネオクラシカルからパワーメタルになってきているので、
相性もいい。来年発売の10thが楽しみである。
CONCERTO MOON – Savior Never Cry
この曲の入っているアルバム”SAVIOR NEVER CRY”
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早くCONCERTO MOONのアルバムレビューをしないと。
CONCERTO MOONが活動休止中に、
井上貴史が率いていたBLOOD IVのアルバムレビューもしたいな。
ちなみに、久世敦史はこのあと衝撃にバンドチェンジをした。
こちらにまとめたので、どうぞ。
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