KIRITO – “ALPHA” アルバム紹介

Review
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元PIERROT、Angeloのボーカルのキリトの4thソロアルバム。2023年11月発売。Angeloが無期限活動休止になってからは2作目になる。前作から1年のペースでリリースされた。このアルバム発表ペースはAngelo時代から続いている。

“ALPHA”というタイトル、Angelo時代の”ORIGIN OF SPECIES「ALPHA」”(9thアルバム”HETERODOX”に収録)に登場する種の起源の新しい生物の名前。ALPHAという言葉自体がギリシャ文字の1つ目であり、最初を意味する。

新しい世界を見せてくれるのではないかと期待が膨らむ。

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レコーディングメンバー

前作と同じ。

ギター:John
ベース:MASA(NOCTURNAL BLOODLUST)
ドラム:Allen(SERENITY IN MURDER)

曲紹介

作詞・作曲はすべてキリト。

01.THE ULTIMATE BEGINNING「ALPHA」

英語の語り、デスメタルばりのドラミングと弦楽器のリフで始まる。英語の歌詞をシャウト風に歌うので、インパクトは強烈。サビの日本語歌詞でさえ、英語風に聞こえる。
生物としてのアルファではなく、ギリシャ文字の1番目というところから最初という意味でのアルファのようだ。タイトルも直訳すれば「究極の始まり」である。

02.GRAND SCHEME

ギターのリフはシンプルだが、味わいがある。音作りがこれまでと変わったかも。ひずませているけど、その音はとげとげしくない。
タイトルは「大がかりな計画」の意味だが、細胞ができたり壊れたりを繰り返すことと地球や人の歴史がやはりできたり壊れたりを繰り返すところをかけている。

03.BALANCE

語りともラップともとれるAメロを持つ。歌詞は共産主義的な某国をイメージさせる。独裁者のいた1つの時代が終焉を迎える。生物としてのアルファが独裁者なのか、それとも独裁者の中の遺伝子とか細胞なのか。

04.REPEAT

ギターがグイグイ引っ張る疾走曲。サビのスネアが気持ちいい。オール日本語歌詞。キリトらしい曲で、管理人の好物。

05.Gene

アルバムのハイライト。ギターリフ一発。なんとなく、キリトが腕を振り子のようにゆらゆらしながら踊っている姿が思い浮かぶ。ダンサブルとさえ感じるギターリフが破壊力抜群。このリフでほぼ最初から最後まで貫き通すところもかっこいい。
タイトルの遺伝子が、二重らせん構造であることから2人のラブストーリー風に歌っている。
インタビューではアルバムの曲作りで唯一、急に降ってきた曲と話していた。

06.RITE OF PASSAGE

ミドルテンポで、重厚な感じだけど、歌メロ優先なところが聞かせるポイントになっている。英語歌詞もすんなり入ってくる。
タイトルは通過儀礼の意味。進化は失ったり、悲しかったり、痛みを伴うが、それ以上の新しい出会いや好奇心が勝るとインタビューで話している。

07.hope

キリトバラード。神秘的なシンセのメロを基調として、最後にはバンドサウンドへ。

08.不条理な闇

ミドルテンポのバラード調の楽曲が2曲続けて。覚えやすいサビメロでいい。ギターも重ねすぎず、でも少なすぎず、いいバランスかも。これはバンド形式ではなく、ソロだからできるいい塩梅だと思う。

09.Muddy stream

ギター2本で作られたリフ、Aメロはバスドラムが特徴的なパターンを刻む。サビが日本語歌詞で、キリトが歌い上げるところが、聴いているこっちまで力んでしまう。破壊と再生、ルール・法則・見えないしがらみみたいなものを壊して新しくしていくそんな雰囲気。

10.THE SUCCESSOR「OMEGA」

味のあるギターリフに、ノリノリで日本語歌詞のサビがある楽曲。タイトルは後継者「オメガ」ということで、1曲目のアルファに対して、もう1体の生物が現れる!

11.DEAR PLUS ALPHA

イントロのギターこそシンプルだが、Aメロのギターアルペジオとカッティングの組み合わせなんかは絶妙。ラストソングは恒例の明るく幸せな気分にさせてくれる曲。だからと言ってハッピーすぎることがないのもキリト流。
口ずさみやすいサビも、ラブソング風な日本語歌詞も好感が持てる。「プラスアルファ」という言葉は「もともとあるものに付け足し」的な感じだが、キリト的には「もう1体の対となる生物」的なイメージのようだ。

管理人のおすすめ:

04.REPEAT、05.Gene、06.RITE OF PASSAGE、08.不条理な闇、11.DEAR PLUS ALPHA

全体

楽曲のバランスがよい。激しいだけでなく、ちゃんと琴線に触れるようなメロが歌にもギターなどの楽器にもある。ソロだけど楽器隊を含めたバンドとして進化を感じる。

日本語歌詞が増えた。よりストーリーを思い描きやすくなってよい。

Angeloの無期限活動休止からソロになり、ライブをやるには前作”NEOSPIRAL”の作風の楽曲が足りなくなり、過去の楽曲をリアレンジして対応しながら、本作は作られたという。もしかしたらその過程で、過去の日本語歌詞の楽曲が見直され、本作での日本語歌詞が増えたのかもしれない。それは管理人にとってよい方向だ。

今作”ALPHA”は前作”NEOSPIRAL”の続きで2部作となっている。来年もアルバムが出るとしたら、新テーマとなりそうでそこも期待だ。

MVほか

KIRITO – BALANCE
「ALPHA」全曲ダイジェスト

インタビュー記事

KIRITO
『ALPHA』で示す究極の始まりと自分以外のもう一人の存在。進化とはどういうことなのか――
【KIRITO インタビュー】何から何まで自信を持って“これだよ!”と言いたい想いがある | OKMusic
昨年11月にリリースされたアルバム『NEOSPIRAL』を携えたツアーでソロアーティストとしての魅力を示し、高い評価を得たKIRITO。そして、前作から1年という早いペースで新作『ALPHA』を完成させた。長いキャリアを築いてきて、今なお音...
【インタビュー】KIRITO、アルバム『ALPHA』に本当の集大成「人生の第三幕であり、最終章」 | BARKS
KIRITOが11月15日、ソロ通算4作目にしてKIRITO名義によるソロ本格始動から2作目となるアルバム『ALPHA』をリリースした。吹き荒れる重低音、アグレッシヴであり流麗でもある旋律、高度なスキルに裏打ちされ...


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