北の方では雪が降っており、冬になってきたことを実感する今日このごろ。
街に繰り出せばクリスマスムード。リア充なカップルたちがいっぱいだ。
ということで、今回は冬に聞きたいメタルソング。
誰が冬にヘヴィメタルを聞くんだよ、とツッコミが来そうだけど。
冬=北欧の凍えるような寒さ=悲哀。ヘヴィメタルと哀愁の相性がいいと思う。北欧メタルなんか特に。
映像に雪が入っていると冬を感じる、そういうと安直なのもあるけど。
どこかのバンドが、北欧だと白夜や雪でやることが限られるとかインタビューであったっけ。お酒かメタルぐらいしかやることがないとか。
もう、紹介する曲の感じが見えてしまった感もあるが気を取り直して行ってみよう。
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STRATOVARIUS – “Forever”
フィンランドのメロスピバンド。4thアルバム「EPISODE」のラストナンバー。MVがないので、オフィシャルライブ映像。諸行無常を歌った名バラード。ボーカルのティモ・コティペルトの声がまた哀愁を誘う。今はバンドを離れたギターのティモ・トルキのメロディセンスが光る。
SENTENCED – “Killing Me Killing You”
フィンランドのノーザンメランコリックメタルバンド。自殺メタルとも。2005年に解散した。悲壮、あるいは圧倒的な絶望。ピアノから始まり、バンドサウンドに入っていき、ドラマチックな展開を見せる。ボーカルのヴィレ・レイヒアラの慟哭もこの曲を引き立たせるアクセントになっている。
HIM – “Join Me In Death”
フィンランドのメタルバンド。自身のジャンルをラブメタルと称している。その究極がこの曲だろう。「(愛の極限として)一緒に死のう」というショッキングなフレーズを、神秘的なピアノの旋律に乗せて歌う。ボーカルのヴィレ・ヴァロの艶やかな声も見どころ。2017年に解散した。
NIGHTWISH – “Nemo”
フィンランドのシンフォニックメタルバンド。オペラティックな女性ボーカルを起用し、同ジャンルを開拓したバンドでもある。ボーカルはこれまでにターヤ・トゥルネン(1996 – 2005)、アネット・オルゾン(2007 – 2012)、フロール・ヤンセン(2013 – )が所属。この曲は初代ボーカルのターヤ時代の最終アルバムに収録されている。印象的なピアノのイントロ、ゴシックなギターリフ、オペラティックなターヤの声。シンフォニックメタルから当時流行りのゴシック・メタルを取り込み、オリジナリティを出すところが圧巻。ちなみにディズニー映画の「ファインディング・ニモ」や「海底二万里」に登場するネモ船長との関連はない。
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BEAST IN BLACK – “Blind And Frozen”
フィンランドの正統派メタルバンド。シンセサイザーからギターが入りボーカルのヤニス・パパドプロスのシャウトで幕開け。Aメロディは女性と間違えるヤニスのファルセット。「心が盲目になり凍てつくほどの悲しみ」がここにある。MVが城で撮影され、役者を起用しているところもGoodだね。
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STRATOVARIUSを除いて、ピアノやシンセサイザーのイントロの曲。管理人の趣向が思いっきり出ている。ギターのリフもややゴシック・メタル風なのもワンポイントかも。
北欧と言いながら、フィンランドのバンドしか紹介していないが、スウェーデンやデンマークにも良質なメタルバンドが多く存在する。
クリスマスイブに壮絶なメタルソングを聞きながら物思いに耽るのも悪くない。(負け惜しみ)
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