CLOUD NINE アルバム紹介

Review
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元XのベースのTAIJIが音楽シーンに復活するきっかけを作ったバンド。96年ごろD.T.Rが活動休止になっていた。99年にギターのShuが”Bastard”のデモをTAIJIに聞かせたところからこのバンドは始まった。しかし、2001年にTAIJIは音楽性の違いにより脱退してしまう。

おすすめ度について
カテゴリMUSICのおすすめ度について☆☆☆☆・・・かなりおすすめできる☆☆☆・・・おすすめできる☆☆・・・あまりおすすめできない☆・・・まったくおすすめできない以上の4段階評価である。ただし、あくまで管理人独自の判断であり、購入等の判断は...
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“CLOUD NINE” (2003年)

おすすめ度:☆☆
ShuがリスペクトするLOUDNESSと同じ徳間ジャパンコミュニケーションズから発売した1stアルバム。2002年にポリスター/プライエイド・レコーズより2枚の身にアルバムを同時リリースしてメジャーデビューした。ミニアルバムからの再録もある。1曲目はやはり”Bastard v2.0″である。激しいリフ一発。そこに日本人離れしたYAZZのボーカルが乗り、CLOUD NINEのモダンヘヴィネスが展開される。世界を取りに行く気概を感じるサウンドだ。#7と#9は小曲でボーナストラックの#14は3分の無音の後の謎のサウンドは必要なのだろうか。ライブ映えするコーラス強めの曲が多いが、メロディで少し弱さを感じる。たまに聞きたくなるが。サウンドを聞いても特典DVDを見てもわかるが、TAIJIが抜けた穴はMARUがしっかりと埋めている。上半身半裸で黄色のズボン一丁で踊りながらベースを弾くのが強烈である。指弾きオンリーで、スラップを多用するところもTAIJIと異なる点だ。ライブ映像を見るとファンの男性率の高さに驚く。やはりメタルよりのサウンドは女性受けしないということだろうか。

“疾風迅雷~QUICK AS LIGHTNING” (2005年)

おすすめ度:☆☆☆
元MACHINE HEADのローガン・メイダーがミックスした2ndアルバム。後年にShuが振り返って、最高傑作という作品である。#1の”Start”のかっこよさ。サウンドプロダクションのレベルアップを一発で体感できる。これまでで一番ヘヴィなのに、各楽器の音がはっきりと認識できる。各曲がヘヴィでありながらメロディアスで、かつコンパクトにまとめられていてとても洗練された印象を受けた。バンド初?のロックバラードの”See You!”で終わるのもよし。あとほしいとしたら”Bastard”クラスの飛びぬけたキラーチューンか。

“疾風迅雷外伝” (2006年)

おすすめ度:☆☆
3rdミニアルバム。前作に引き続きローガン・メイダーがミックスを担当した。女性コーラスチームのチェルシー・ボムズも参加したり、左右で異なるギターソロを入れてみたり実験的な作品となっている。今思えば、男女混成ボーカルのTSPの原型はここから始まったのだ。”Decayed It Shade”のメロが頭から離れない。

“On The Bullet” from “CLOUD NINE”

“Violet Desire” from “疾風迅雷~QUICK AS LIGHTNING”

“Decayed It Shade” from “疾風迅雷外伝”

この後のCLOUD NINEは2007年10月にMARUが単身渡米のため脱退した。11月にTAIJIが復帰し、2008年2月にWeROCKに新曲”Hells Rage”を提供した。これが最後の音源発表となった。

2008年6月にYAZZとShuはベースにPROS、ドラムにHINAを迎えてCRAZY QUARTER MILEを結成した。その後、TAIJIとShuとHINAはTSPを結成するのである。

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