バンドとソロ活動について 2

MUSIC
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前回の続きを見ていこう。

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LUNA SEAの例

LUNA SEAは1997年の1年間を充電期間とした。この年にメンバー全員がソロ活動を開始した。
ボーカルのRYUICHIは本名の河村隆一としてソロ活動をスタート。デビューアルバムが男性ソロアーティストのアルバム売り上げ歴代1位を記録し、年末の紅白歌合戦にも初出場した。
ギターのSUGIZO、INORAN、ベースのJ、ドラムの真矢もアルバムをリリースした。
1998年にLUNA SEAは活動を再開し、全員ソロ活動は停止する。2000年にLUNA SEAは終幕
2001年よりメンバーはそれぞれソロ活動を再開する。ドラムの真矢はドラムのサポートであった。
2010年にLUNA SEAはREBOOTを発表した。2021年12月にRYUICHIの声帯の手術のため2022年2月1日のライブを最後に充電期間に入ることを発表した。

GLAYの例

GLAYはバンド活動がメインであるが、一部のメンバーがソロ活動を行っている。
ベースのJIROは2005年に山中さわお(the pillows)とナカヤマシンペイ(ストレイテナー)とともにTHE PREDATORSを結成した。現在も活動している。
ギターのHISASHIは2012年にTAKAHIRO(EXILE)、宮上元克、TOKIEとともにACE OF SPADESを結成した。この年の後は不定期の活動であったが2019年にはアルバムをリリースした。
リーダーでギターのTAKUROは2016年にソロデビューした。
ボーカルのTERUは唯一、現在に至るまでソロ活動を行っていない。

Janne Da Arcの例

Janne Da Arcは2007年に結成10年の企画として、ソロ活動をスタートした。
ボーカルのyasuは2007年にAcid Black Cherryを立ち上げた。2017年自身の治療のため活動休止を発表した。
ギターのyouは2007年から2008年に3枚のソロアルバムをリリースした。
キーボードのkiyoは2008年にゲームのサウンドトラックとしてソロアルバムをリリースした。
ドラムのshujiはソロ活動を行わず、ドラムのサポートをした。
ベースのka-yuは2007年に本名の松本和之でミニアルバムをリリースした。2010年にはDAMIJAWを立ち上げ、2016年に活動休止した。
2019年に3月31日でka-yuの脱退、そして4月1日でJanne Da Arcの解散が発表された。2007年のソロ活動以降、一度もバンド活動を再開することなく終わった
2021年にyouとkiyoはNicori Light Toursを結成した。

PIERROTの例

PIERROTは2005年に一部活動休止し、ソロ活動を開始した。
ボーカルのキリトはソロデビューした。
ギターのアイジはLM.Cを結成した。
ギターの潤はALvinoを結成した。
ベースのKOHTA、ドラムのTAKEOはソロ活動なし。
2006年にPIERROTは解散した。キリト、KOHTA、TAKEOはAngeloを結成した。アイジはLM.Cで、潤はALvinoでデビューした。

まとめ

各バンドの内容を以下の表に示す。

バンド・人名ソロの理由バンドのその後ソロ活動実施者
JUDAS PRIEST・ロブ意見の相違バンドに復帰ボーカル
IRON MAIDEN・ブルース意見の相違バンドに復帰ボーカル
BLACK SABBATH・オジー解雇バンドに復帰、バンド解散ボーカル
BLACK SABBATH・ロニー自身のバンド結成バンドに復帰、自身の他界でバンド終了ボーカル
X JAPANメンバー脱退による活動停止バンド解散、再結成全員
L’Arc~en~Cielバンドの活動停止全員
LUNA SEAバンドの充電期間バンド解散、再結成全員
GLAYボーカル以外
Janne Da Arc結成10年の企画バンドは再開することなく解散ドラム以外
PIERROTバンドの活動休止バンド解散ベース・ドラム以外
各バンド・人名のソロの理由やバンドのその後をまとめた表

今回取り上げたバンドで見ると、海外のヘヴィメタルバンドの例ではボーカルのソロ活動のためにバンドを離れている。その後バンドに復帰している。

一方の日本のヴィジュアル系ロックバンドの例ではバンドは何らかの理由により活動停止し、そのタイミングでソロ活動を開始している。ボーカルだけではなく、メンバーのほとんどがソロ活動をした。その後は6つのバンド中、2つのバンドは活動継続、4つのバンドは解散した。解散したバンドのうち2つは再結成した。

何らかの理由というのが曲者で、メンバーが脱退によるものは明らかであるとして、そのほかはメンバー不仲とかバンド運営がうまくいっていないなど勘繰りたくなってしまう

バンドメンバーのソロ活動のメリット(個人で決められる、バンド以外を知るなど)、デメリット(知名度はバンドよりも低い、もしかしたらソロがバンドよりも優先になるなど)があると思う。

バンドのファンとしたら、バンド活動は継続しながら、ソロをやってくれると楽しみが増えたり、ソロをやったことでバンド活動によい影響があったらいい。

ただし、メンバーも人間なので、それぞれ思いがあるのだろう。バンドはその4、5人のメンバーの集合体であるから、一筋縄ではいかないのだろう。

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