正統派メタル特集

Metal Category
広告

管理人の好きなメタルのジャンル第3弾。今回は正統派メタル特集。
Wikipediaではクラシックメタルと分類される。海外ではトラディショナルメタルとも。1980年代にヘヴィメタルを確立したJUDAS PRIESTやIRON MAIDENなど。ヘヴィメタルが確立したのちに様々なサブジャンルが生まれて広がっていったが、ヘヴィメタルのファンの誰もが認めるヘヴィメタルが正統派メタルである。新しいものが生まれていったからこそ、原点が再注目されたのだろう。懐古主義と言われてしまうかもしれないが、文句なしにかっこいいのだ。

広告

定義

これと言った定義は非常に難しいのだが、JUDAS PRIEST、IRON MAIDENのようなサウンドで、ツインリードギターが存在していることが一般的な認識のようだ。ある種の構築美的なところもある。

起源

JUDAS PRIESTが1978年に発表した”KILLING MACHINE”と言えるかもしれない。彼らがハードロックからヘヴィメタルへ移行したアルバム。

略歴

1980年にはJUDAS PRIESTが名盤”BRITISH STEEL”をリリースし、IRON MAIDENも1982年に名盤”THE NUMBER OF THE BEAST”をリリースして、正統派メタルが確立した。1990年にはJUDAS PRIEST が”PAINKILLER”をリリースし、正統派メタルの金字塔を打ち建てた。その後、両バンドはボーカルが脱退し、活動がスローになる。また世界的にもグランジやオルタナティブブームとなり、メタルは失速する。2000年代には両バンドのボーカルが復帰し、再活躍する。また、ドイツのPRIMAL FEAR(JUDAS PRIESTのボーカルのロブ・ハルフォードの後任候補のひとりとして名をはせたラルフ・シーパースが在籍する)やスウェーデンのDREAM EVIL 、NOCTURNAL RITESが台頭した。2016年には日本から女性5人の正統派メタルバンドLOVEBITESが結成され、日本のみならず世界的に認知されている。

代表バンドおよび代表曲

JUDAS PRIEST – “Painkiller”

楽曲がとてもスリリングで高揚感がある。PVもそれを強調していてよい。狂気。「彼は鎮痛剤」と歌うのがかっこいい。正統派メタルの踏み絵ともいうべき楽曲で、この曲がダメならたぶんダメだ。管理人も実は最初はピンと来ない口だった。ただ、繰り返し聞いていく中で徐々に良さがわかっていき、今では「神曲」と思っている。

IRON MAIDEN – “Aces High”

ベースのフレーズかっこよすぎ。リーダーでベースの‎スティーヴ・ハリスが作る楽曲はギタリストの曲とは一味違ってよい。サビはライブで大合唱だ。邦題の「撃墜王の孤独」もいかす。

PRIMAL FEAR – “Metal Is Forever”

ボーカルのラルフ・シーパースは完全にJUDAS PRIESTのボーカルのロブ・ハルフォードのそっくりさん。パワーシャウターの彼が冒頭から「メタルよ永遠なれ」と叫んで、ノックアウトされないわけがない。2020年、最強の正統派メタルバンドと言っても過言ではないだろう。

DREAM EVIL – “The Book Of Heavy Metal”

「ヘヴィメタルの書」ってタイトルからして、「これがヘヴィメタルだ! 聞け!」と主張していてよい。FIREWINDのリーダーで、OZZY OSBOURNEのギタリストでもあったガス・Gが在籍していたこともある。この楽曲はそのときのもので、彼のギターソロがかっこいい。

NOCTURNAL RITES – “Avalon”

この疾走感がたまらない。このバンドが日本でしか受けないなんて信じられない。管理人的にはPRIMAL FEARとNOCTURNAL RITESがJUDAS PRIEST やIRON MAIDENの後の時代を引き継ぐものだと思っているが、実際のところはJUDAS PRIEST やIRON MAIDENが健在であり圧倒的な人気を誇っているので世代交代は起きていない。

名曲が多すぎて選ぶのに困る。特にキャリアの長いJUDAS PRIEST やIRON MAIDEN はなおさらだ。質実剛健という言葉がこのジャンルをよく表している。目新しさはないかもしれないが、元がかっこいいから、ぶれずにそれを続けていくことに意味がある。

コメント

タイトルとURLをコピーしました