X JAPANのギタリストのhideが1998年5月2日に亡くなってから、毎年欠かさず開催されていたイベントhide Memorial Dayが中止となった。hideが愛したすべてのファンの安全を考慮してのことである。スペシャル動画が、公式サイトで期間限定公開中である。
中止は残念だ。でも、我々を思ってのことと思えば、理解できる。動画の最後でhideから「STAY HOME」のメッセージもある。今年は、家でhideの曲を聴いて、思い出して、偲ぼう。
彼の楽曲に、勇気づけられるものが多い。スペシャル動画でも流れている”Hurry Go Round”では、「また春で会いましょう」とある。今がつらい冬でも必ず季節は廻って春になる。
”Hurry Go Round”
そういえば、最近のキリト(Angelo)のYouTubeで、hideの話題が出てきた。生前に接点があったようで(管理人が知らないだけで、有名な話?)、キリト曰く「先輩風を吹かせず、後輩にも配慮ができるかっこいい憧れのミュージシャン」とのこと。また、今時期が大きな転換点になるのではないか、今までとは違う世界観、何もなくなるのではないかという話のときに、hideの歌詞を引用し、「何もないってことは何でもあり、何でも作れると偉大なミュージシャンが歌にしていた」と話した。
49:42~
hideがキリトを含めた若手ミュージシャンとの飲み会で、気づいたら帰っていた。しかも、お金を払っていて、後輩たちがその後も飲めるようにボトルを1、2本入れておいてくれた。先輩であるhideがいたら緊張して楽しめないだろうという後輩に対する気遣い。かっこいいし、憧れるという話。
57:12~
「何にもないってこと そりゃあ なんでもアリってこと」という”Rocket Dive”の歌詞を用いて、ポジティブに考えることの大切さを話した。
”Rocket Dive”
最高にかっこいい曲だぜ。こんなに大勢のメンバーを引き連れているhideが最高だ。
こうやって、いろいろな人たちがhideを忘れない限り、ずっと生き続けている。
hideの死後、残ったメンバーで作り上げた”In Motion”ではつらいときでも「風はまだ吹いている」と鼓舞する。
”In Motion”
アニメ風のMVもいいね。彼が好かれていたことがよくわかる。
そして、最後は”Junk Story”を。死後に発表されたシングルベストのタイトルにもなり、映画のタイトルにもなった。この曲の「夢見た夢はあふれていますか?」が好きだ。彼の曲には「夢」という言葉が多く出てくる。hideにとっての夢はなんだろう。聞いている人にとっての夢はなんだろう。いろいろ考えられる。だから、普遍性を与えて、今聞いても色あせないのかもしれない。
”Junk Story”
最後はX JAPANの曲から。
X JAPAN – “Rusty Nail”
この曲のギターソロはhideが弾いている。ギターがイエローハートで、トレードマークのピンク色の髪で、衣装も決まっている。何より、ソロを弾いているときの笑顔が最高だ。3:47, 3:56で確認できる。
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