KIRITO Club circuit 19’「DERIVED」 @名古屋 Electric Lady Land 2019/8/24

LIVE
広告

KIRITO Club
circuit 19′
「DERIVED」

2019.08.24(土) 名古屋
Electric Lady Land

 

<ライブ前>

 

ヴィジュアル系バンドPierrotのボーカル、現Angeloのボーカルであるキリトのソロ。

2005年にデビューして、2枚のアルバムを発表。2006年にPierrotが解散し、4ヶ月後にAngeloを始動して以降、ソロでのライブは行わなかった。

2018年にアコースティックライブを皮切りに、東名阪ツアーを決行した。そして今年2019年は東名阪+福岡+仙台の5箇所を回るツアーを開催した。

 

 

管理人はキリトのソロの2枚のアルバム、3枚のDVDを購入しているほど好き。

キリト ディスコグラフィー
元Pierrot、Angeloのボーカルのキリト(Kirito)のディスコグラフィー

PierrotでもAngeloでもない、キリトの世界を自由に表現できていると思う。たとえば「Hameln」などはバンド形式にとらわれないでいる象徴的な曲であろう。

そのソロの曲を演奏してくれるまたとない機会、そして初のヴィジュアル系バンドマンのライブに参加した。

 

<ライブ>

観客の9割が女性。衝撃を受けた。ヘヴィメタルでは考えられない。逆比。

キリトが47歳であるから、30代から40代が中心であったと思う。

しかし、中には10代、20代もいて、新しいファン層の獲得に成功していると思われる。

 

 

サポートメンバーが全員若くてイケメンだった。

ギル(ギター):近年のLUNA SEAのINORAN風の髪型。ステージ上をよく動く。くるくる回る。音色も多彩。コーラスもキリトの声に合う。楽しそうに弾くし歌うし、見ていて気持ちがいい。キリトの曲を完璧に覚えているのも好印象。ギターはストラトキャスター。


海(ギター):自分の演奏に陶酔している感じだった。その様子はLUNA SEAのSUGIZOに近い雰囲気がある。サポートメンバーの中では観客の声援を1番受けていた。その声援とは裏腹にキリトの曲を覚えきれていないのか足元を見ていることが多かった。演奏中にチューニングが狂っていたのか再度チューニングを行う場面もあった。ギターはSG。


Masa
(ベース):見た目がJanne Da ArcのKa-yu風。怖めの見た目だったがステージはおとなしめ。キリトのサポートだから控えめなのかな。キリトの曲をしっかり覚えているので好印象。6弦ベースでピック、フィンガー、スラップを使い分けていた。


Allen
(ドラム):うまい。キリトの曲を完璧に覚えている。1曲だけ途中で曲のフェーズ切り替わりで「ん?」ってなったけど、さっと修正しており問題なし。自身のドラムに集中している感じだったが、途中ベースのMasaとの顔を見合わせ、ニコッとしていて演奏を楽しんでいる様子だった。

 

そして、キリト。出てきて、観客から「キリト!」の黄色声援。人気は絶大だ。

最近はYouTubeに力を入れているが、

そのときから気になっていた顔の肌ツヤの劣化は否めない。

特にサポートメンバーが若いだけに、対比的にも厳しい。

しかし、歌声は衰えていない。

デビューして20数年経った今でもこの声であるのはすごい。
肌も47歳という年齢を考えれば、高品質といえるだろう。

 

歌うときは全身で表現するし、客席の中央だけでなく、

左右にも来てくれるのはうれしい。

 

 

ライブは激しい曲群→ミドルテンポ群→激しい曲群の構成だった。

激しい曲のときは「頭(=ヘッドバンギング)くれ」と。

目の前の長髪の女性ファンがヘドバンすると、髪が当たって大変だった(苦笑)。

 

ミドルテンポの曲だと「誰もいない丘」などはアカペラに近い状態から入るが、

キリトの声は安定していた。激しい歌の後でこの安定感はすごいね。

会場の2割はキリトのソロ曲に合わせて手で応えるおり、

ファンはずっと応援していると感じた。

 

ミドルテンポ群でしんみりするのもいいけど、

ソロのキリトとAngeloのキリトで対応を分けるなよ!と檄を飛ばす。

 

 

<アンコール>

全員、今回のツアーTシャツを着て再登場。キリトと海は本皮ベルトを着用していた。

メンバー紹介はアドリブだった。それに戸惑うAllenとMasaだった。

キリトは若いメンバーに背中で指導するらしい。

戻るべき場所(=Angelo)があるから、自由にソロができると。

20数年続けている秘訣は今であるその瞬間を大切にすること、前を向いて歩くことだと。

あっという間に過ぎてしまう。また若いうちは勢い任せになってしまうとも。

 

ステージで自信満々なキリトも、20数年やっているとそうじゃなかったときもあった。

辛かったとき(=Pierrotが解散)、でもソロのライブに立たなければならないとき、

ステージに立つのが怖かった。ファンに(バンドが解散したことを)罵倒されるのではないかと思った。

そのときのファンは温かかった。前を向いて歩いていけるように後押ししてくれた。

そのときに作った曲がDICIDEというキリトのMCに感動した。

 

サポートメンバーが退場し、キリトだけでAngeloのBUTTERFLY弾き語り。
クールダウンにいい感じ。
キリトは中央でマイクなしでありがとうと挨拶し、
左右の観客にお辞儀をして退場した。

<ライブ後>

キリトの人気を再確認した。
またファンとの接点であるライブを大切にしていることもわかった。
若いサポートメンバーを引き連れているのは、
自ら広告塔になることで次の世代へのバトンタッチの意味があるのかもしれない。
すでにAngeloのニューアルバム発売が決まっており、
ライブツアーも行われる予定である。
今後のますますの活躍を期待したい。

次に名古屋でライブをやるときは「Hameln」をやってほしいなぁ。

 

<セットリスト> 
(ちょっと記憶に自信がないが・・・)

1. Suicide
View
(2ndアルバム「Negative」)

2. METHOD(18年の新曲)

3. Act(18年の新曲)

4. Awaking
bud
(1stアルバム「Hameln」)

5. PLOT(1stアルバム「Hameln」)

6. PAST(3rdシングル「DECIDE」のC/W)

7. 毒薬(2ndアルバム「Negative」)

 

8. 誰もいない丘(1stアルバム「Hameln」)

9. Cherry
trees
(2ndアルバム「Negative」)

10. 陽炎(2ndアルバム「Negative」)

11. COLD(5stシングル「Cherry trees」のC/W)

 

12. カンナビス(3rdシングル「DECIDE」のC/W)

13. INTER
CUTTER
(1stアルバム「Hameln」)

14. Torque(6stシングル「拍動」のC/W)

15. Sea(3rdシングル「DECIDE」のC/W)

16. GARDEN(2ndアルバム「Negative」)

17. Ray(1stアルバム「Hameln」)

 

アンコール

1. DECIDE(2ndアルバム「Negative」)

2. BUTTERFLY弾き語り(Angeloの2ndアルバム「METALLIC BUTTERFLY」)

参考
1stアルバム「Hameln

(画像をクリックすると楽天市場へ飛びます)

2ndアルバム「Negative

(画像をクリックすると楽天市場へ飛びます) 

 

<サポートメンバー>

ギター:ギル(Angelo)(2018-)

ギター:海(vistlip(2019-)

ベース:Masa(NOCTURNAL BLOODLUST(2018-)

ドラム:Allen(Serenity In Murder(2018-)

 

2018年のソロツアーとはギターが海ではなくTORUxxx(Angeloサポート他)だった。

<おまけ>
キリトは最近YouTubeに力を入れている。
内容がキリトのプライベートに迫っており、
ファンはもちろんバンドマンの生態に興味がある人におすすめである。

コメント

タイトルとURLをコピーしました