Angelo – “CORD” アルバム紹介

Review
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2016年に発表した8thアルバム。バンド10周年記念作でもある。

CORDはパソコン、プログラミングのソースコードのコードかと思いきや、へその緒(”Umbilical cord”)から。

ベースがよく聞こえるようなミックス。ドラムパターンはより複雑化し、歌メロとギターメロの掛け合いが増えた。バンドの一体感が大事なフレーズも多用している。ライブで決まったとき、とてもかっこいい。

演奏技術やバンドサウンドに磨きがかかり、よい曲もあるのだけど、アルバム全体として傑作だとならないのはバラードの物足りなさと明るすぎるラストの曲だろうか。

作曲はKaryuが5曲、キリトが4曲、KOHTAが1曲。

01.Umbilical cord
Karyu作曲。3拍子で最初から最後まで行くKaryuの新境地的な楽曲。実験的であるが、これがなかなかの癖になるリズムとメロ。ライブでも演奏されることが多かったように思う。

02.Cut
Karyu作曲。Angeloらしい疾走チューン。1曲目で「へその緒」というつながりを表す曲から2曲目で「断ち切る」という曲名にするあたり、キリトの

03.リテラシー
Karyu作曲。ヘヴィなギターリフに、ダンサブルなドラムが入るインダストリアルなナンバー。

04.PROTOCOL
キリト作曲。ラウド系ソング。ノリのよいサビを持つ。

05.嗤う月
キリト作曲。切ないメロディが疾走する管理人の好きなタイプの曲だ。曲名の読み方は「わらうつき」で、人を見下し、あざけり笑うという意味。

06.Sorrow tomorrow
キリト作曲。アルバム唯一のバラード。ギターのアルペジオを強調し、新しい作風なのだが、イマイチ煮え切らない。

07.JUDGMENT
KOHTA作曲。ダダダッと楽器隊の決めフレーズがライブで難しそうなヘヴィな曲。だけどサビは疾走系。間奏パートもタイミングが難しそうなフレーズばかり。だが、キリトでもKaryuでもなくKOHTAの曲は間違いなくアルバムで輝いており、存在感がある。

08.FIELD OF GOD
Karyu作曲。陽気なドラムだけど、ギターはヘヴィ。Aメロの裏のギターは飛び道具的に使われ、Bメロでヘヴィに戻り、サビはビルの屋上にドアを開けて飛び出したときに目の前に青空が広がったような開放的になる。Karyuの良い意味で変態的な曲であるが、その根底にはドラムのTAKEOのフレーズが支えていることがよくわかる楽曲。

09.Daybreakers
キリト作曲。ライブの定番曲。覚えやすいギターリフに、金物のパーカッション。サビではキリトのシャウトが聴ける。ベースのフレーズもかっこいい。アウトロもしっかりと作られている。

10.CONNECT
Karyu作曲。馬が駆けるようなドラムフレーズ。一点の曇りもない明るい曲なんだけど、「明るいけど陰のある」感じがAngeloやキリトらしさだと思っている管理人としてはイマイチかも。歌詞は陰のある明るいものだからこそ曲調とミスマッチ。

管理人のおすすめ曲
01.Umbilical cord、05.嗤う月、07.JUDGMENT

初回限定盤のDVDはスタジオでアルバム全曲を演奏した様子を収録。これがなかなかかっこいい。

Angelo
より鋭く、よりドラマティックに――。 飽くなき挑戦の果てに完成した『CORD』。10周年アニバーサリーを迎える…


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