日本のネオクラシカルギタリストで、最近ではジエン・タカハシのバンドMAJUSTICEへの参加でも話題のケリー・サイモンのアルバムを紹介したい。
本作はケリー・サイモンとしては3作目、Kelly SIMONZ’s BLIND FAITH名義としては2作目のアルバムである。2002年に発売された。
徹底的にネオクラシカルにこだわって作られており、このジャンルが好きならばぜひとも聴いてほしい1枚になっている。ケリー・サイモンの超絶ギターもさることながら、マイルドで甘い歌声もすばらしい。
MAJUSTICEでもカバーしている楽曲”Now Your Turn”が収録されているのもこのアルバムだ。
レコーディングメンバー
ボーカル、ギター、キーボード:ケリー・サイモン
ベーシスト:西本圭介
ドラム:星山哲也
収録曲の紹介
1 Destiny
ギターとキーボードのバロックなイントロでノックアウトされる。サビもインストパートもネオクラシカル全開な曲。
2 Till The End Of Time
クワイアにミドルテンポのギターリフ。王道なサウンドだ。
3 Still
バラード。甘い歌声とマッチしている。
4 The Rule Of Right
タイトルナンバー。クラシカルなフレーズに独特なリズムが合わさる。
5 Desperado
中東風なインスト。
6 King Of The Castle
ミドルテンポの重厚なナンバー。中間のクラシカルなインストパートが聴きどころ。
7 Time Of Revelation
スローテンポのヘビーなナンバー。
8 Partita BWV826
バッハのインストをバンド体制で演奏。
9 Now Your Turn
ネオクラシカルな泣きメロ疾走の名曲。口ずさみやすいサビの歌メロに、その裏で奏でるキーボードがいい味を出している。
10 Sprendid Grief
ピアノのみのもの哀しいインスト。つづりはSplendidが正しいかも? アルバムの裏に記載のある表記で表示。
-Japan Bonus Track –
11 Still(Japanese Version)
12 Blind Faith (LIVE)
本編のみでも十分に楽しめるが、海外のバンドがやっているような日本語バージョンや高い演奏技術を体感できるライブも魅力的だ。
“Now Your Turn” 別バージョン
9 “Now Your Turn”は様々なボーカルによってカバーされている。ケリー・サイモンの公式YouTubeチャンネルで公開されているので要チェック。
管理人の大好きなマーク・ボールズが参加している! ネオクラシカルのボーカルといえば彼だ。どこまでも高音が出る超絶ハイトーンボーカル。超絶ギタリストとのまさに夢の共演。
バンドのMAJUSTICEとして楽曲。ハスキーなハイトーンボーカルのマイク・ヴェセーラによって、楽曲の熱量が増している。
元GALNERYUSのボーカルで、日本人でも数少ないハイトーンの持ち主だ。彼が歌うと勇壮な雰囲気が出るから、このバージョンもよい。
超絶ギターだけでなく、いい声。アルバムと同じベーシスト:西本圭介、ドラム:星山哲也のバンドでのライブ映像。
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