HELLOWEEN – “Skyfall” MV公開

HELLOWEENのニューシングル”Skyfall”が発売され、MVもついに今日公開された。そして、7人体制での初のアルバム”HELLOWEEN”が6月16日に発売される。管理人が楽しみにしていたのは下記の記事でもお分かりいただけるだろう。

HELLOWEENはメロディック・スピードメタル開祖である。

HELLOWEEN – Skyfall (Single Edit)

黄金時代である守護神伝（KEEPER OF THE SEVEN KEYS）時代を彷彿とさせる良曲で、アルバムへの期待が高まる。あのころはシンセなどに頼らずバンドサウンドにて大曲を表現してしまうマジックがあったが、それに近い。MVはシングルエディットということで、アルバムでのロングバージョンが楽しみである。

7人のHELLOWEENでの初のアルバムと話したが、これまでの歴史を年表で簡単におさらいしてみよう。

1985年　ミニアルバム“HELLOWEEN”でデビュー。同年1stアルバム”WALLS OF JERICHO”をリリース。
　　カイ・ハンセン（ボーカル・ギター）
　　マイケル・ヴァイカート（ギター）
　　マーカス・グロスコフ（ベース）
　　インゴ・シュヴィヒテンバーグ（ドラム）

1987年　専任ボーカルのマイケル・キスクが加入。2ndアルバム”KEEPER OF THE SEVEN KEYS PART I”をリリース。
　　マイケル・キスク（ボーカル）
　　カイ・ハンセン（ボーカル・ギター）
　　マイケル・ヴァイカート（ギター）
　　マーカス・グロスコフ（ベース）
　　インゴ・シュヴィヒテンバーグ（ドラム）

1988年　3rdアルバム”KEEPER OF THE SEVEN KEYS PART II”をリリース。バンドは黄金期を迎える。

1989年　カイ・ハンセンが脱退。後任はローランド・グラポウ。

1993年　マイケル・キスク、インゴ・シュヴィヒテンバーグが脱退。

1994年　アンディ・デリス（ボーカル）、ウリ・カッシュ（ドラム）が加入。6thアルバム”MASTER OF THE RINGS”をリリース。バンド低迷を救った起死回生のアルバム。

2005年　11thアルバム”KEEPER OF THE SEVEN KEYS -THE LEGACY”をリリース。
　　アンディ・デリス（ボーカル）
　　マイケル・ヴァイカート（ギター）
　　サシャ・ゲルストナー（ギター）
　　マーカス・グロスコフ（ベース）
　　ダニ・ルブレ（ドラム）

2015年　15thアルバム”MY GOD-GIVEN RIGHT”をリリース。5人のHELLOWEENの現時点で最後のアルバム。

2016年　現メンバーにカイ・ハンセン（ボーカル・ギター）、マイケル・キスク（ボーカル）をサポートに迎えてライブを実施。その後から同ラインナップでツアーを開始。
　　アンディ・デリス（ボーカル）
　　マイケル・ヴァイカート（ギター）
　　サシャ・ゲルストナー（ギター）
　　マーカス・グロスコフ（ベース）
　　ダニ・ルブレ（ドラム）
　　マイケル・キスク（ボーカル）　サポート
　　カイ・ハンセン（ボーカル・ギター）　サポート

2021年　7人による初となる16thアルバム“HELLOWEEN”をリリース。

バンドは35周年を迎えた。これまでの長い道のりの中で、いろいろあった。かつて袂を分かったメンバーが再結集し、デビューのときと同じ“HELLOWEEN”のタイトルでアルバムを発表する。なんという不思議なめぐりあわせだろうか。また、新作のアルバムジャケットに”KEEPER OF THE SEVEN KEYS”時代のキャラクターが描かれており、期待が高まる。

この新作”HELLOWEEN”を皮切りに、再び大規模ツアーが行われ、大成功するのだろう。そうして、管理人、いや、HELLOWEENファンすべての念願である“KEEPER OF THE SEVEN KEYS PART III”の製作、リリースに期待したい。まだ”HELLOWEEN”の出来も確認していないのだから、時期尚早か。言い訳をさせてもらえば、HELLOWEENがこれまで作ってきたアルバムって、最高傑作かそうでないかということはあっても、大外れしたことってないのではないかと思っている。”PINK BUBBLES GO APE”や”CHAMELEON”も守護神伝と方向性は違えど、幅の広いさまざまな楽曲を作れるHELLOWEENのよい一面であるのだ。グッとくる楽曲（”The Chance”や”Windmill”）もあるしね。

案ずるより産むが易し。このバンドに心配は無用だ。2021年のヘヴィメタルの話題となるであろうアルバムのリリースは6月16日である。ちなみに管理人は「完全版」のほうを予約済みである。デジタルストリーミング全盛の時代であるが、やはり現物がほしくなってしまうのだ。コレクター魂なのかな。豪華デジブック仕様というのもなんとなくうれしい。6月が待ち遠しい。

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