ヘヴィメタルとハードロックの管理人的インスト(インストゥルメンタル、歌なしの曲)を紹介したい。
大衆受けがよいのはやはり歌ありの曲だろう。だが、インストには歌や歌詞なしで演奏力や表現力のみで曲を伝えるという魅力がある。歌や歌詞なしで聴いている人を感動させたり、かっこいいと思われることができるか。そんな挑戦さえ感じられる。
バンドであれば、ボーカルがいるのに歌なしの曲がなぜ必要かと思われるだろう。例えば1つのメリットとして、インストがあればライブで楽器隊だけで演奏し、その間にボーカルが休憩することができるだろう。
VAN HALEN – “Eruption” from “VAN HALEN” (1978)
ライトハンドタッピング奏法(58秒ごろから)を世に知らしめた伝説的楽曲だ。ギターを持っているとまねしたくなるフレーズ。
MICHAEL SCHENKER GROUP – “Captain Nemo” from “ASSAULT ATTACK” (1982)
“Into The Arena”という圧倒的な名曲もあるが、泣きギターですでに紹介していたこともあり、今回はこちらを。一部の弦が切れた状態のギターで弾いているうちのこの特徴的なリフが生まれたとインタビュー記事を読んだ記憶がある。
YNGWIE MALMSTEEN – “Far Beyond The Sun” from “RISING FORCE” (1984)
ネオクラシカルメタルの代名詞的な楽曲だ。
“Brother”は泣きギターで選んだし。”Black Star”や”Eclipse”もいいな。”Baroque And Roll”も捨てがたい。いい曲多すぎだ。”Trilogy Suite Op: 5″も。
まとめ
やはりギタリストのいるバンド(ソロに近い?)がインストが多い。そんな中でギタリストと言えばリッチー・ブラックモアを思い浮かべたが、インストが思い浮かばないのが少々意外だった。
チョイスが1970年~1980年というのも悩ましいところ。ヘヴィメタルとハードロックの全盛期と言えばそうだが、それ以降はこれという曲がないという悲しさもある。
おまけ
Xも”GIVE ME THE PLEASURE”(アルバム”VANISHING VISION”収録)などがある。TAIJIのスラップが聴ける。
X(現在のX JAPAN)はアルバムに複数のインストが入っている。圧倒的な歌唱力のあるボーカルがいるのにも関わらずだ。その辺はリーダーのYOSHIKIの考え方なのか、メンバーのHIDEやTAIJIやPATAから収録してほしいとプッシュがあったのか。
CONCERTO MOON – “To Die For”(アルバム”GATE OF TRIUMPH”収録)はマイナーかもしれないが、良曲。
Janne Da Arcも”Deja-vu”(アルバム”D・N・A”収録)、”ATHENS”(アルバム”ARCADIA”収録)などがある。このバンドはメンバーの演奏力が本当に高い! インストが楽しい。
XのTAIJIは、DTRでも音風でもアルバムにインストを入れている。ベースもアコギもプレイする。表現者として作りたいものがあったのだろう。
最後はイングヴェイ・マルムスティーンの曲を紹介しまくって終わり!
ミディアムテンポでも飽きさせない名曲。確かインタビューで「この曲は死ぬまで演奏する」と言っていた気がする。
曲名の通り三部作となっているドラマチックな曲。
メインリフが美しい。このリフは筋肉少女帯の”イワンのバカ”にも使われている。
超高速でクラシカルなフレーズを弾きまくる悶絶の1曲。王者の風格。こういう曲を聴きたかった!
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