ヴィジュアル系ロックバンドAngeloは2015年9月に”FACTOR”を、同年12月に”RESULT”のミニアルバムをリリースした。”FACTOR”はAngeloのディスコグラフィの中で2ndミニアルバム、”RESULT”は3rdミニアルバムになる。発売日より30日間の期間生産限定盤となる。
“FACTOR”は要因という意味で、結果に対して必ず原因があるという因果律の考え方。その一方で”RESULT”は結果という意味で、結果がすべてであり、そこに至る要因は問わないという量子力学の考え方。
“FACTOR”
01.FACTOR
Karyu作曲。タイトルチューンはポップささえ感じるキャッチーなナンバー。サビのドラムパターンが気持ちよく、ライブでジャンプしている光景が浮かぶ。つかみばっちり。
02.URGE
キリト作曲。イントロの雰囲気グッド。サビはキャッチーで疾走。こういうアグレッシブな曲もかっこいい。
03.Experiment
Karyu作曲。ゴリっとしたリフがKaryuらしさを感じる。機械的であるんだけど、サビメロからは温かみを感じる。歌詞の「Case 1」や「Case 2」とかは面白いかも。
04.SELF AWAKE
キリト作曲。キリトの作るヘヴィなギターリフを強調した曲。1stアルバムに収録されていそうな懐かしい雰囲気もある。歌詞はいじめに対するキリトの考え方みたいなものか。
05.狂人
キリト作曲。TAKEOのスネア、ディストーションのかかったギターリフがとてもヘヴィだ。歌詞は「1000年先のことを見越せる人や物事の本質を見定められる人の思考回路をテーマにした」とのこと。
06.Collapse parade
Karyu作曲。TAKEOのタム回しのすごさが際立つ。イントロもAメロも。サビでガラッと変わるところはKaryuらしい。
管理人のおすすめ曲:
01.FACTOR、02.URGE
“RESULT”
01.RESULT
Karyu作曲。サビスタートで一気に引き込まれるところがいい。間奏からラストの展開も引き込まれるものがある。こういう疾走チューンが管理人の好み。
02.Pendulum Clock
Karyu作曲。ダンサブルなイントロ。サビの裏のギターバッキングとかライブ映えしそうだ。
03.DAY OF THE END
キリト作曲。イントロの16分音符ドラムパターンが迫力ある。ゴリゴリ系からサビでは広がりを見せる。
04.AI(Artificial Intelligence)
キリト作曲。インダストリアルなナンバー。キリトの声にもエフェクトをかけている。
05.BLACK FLAG
Karyu作曲。疾走チューンでありながら、サビは伸びやかで、変わった感じを受ける。ラストのサビのピアノメロは効果的だ。
06.CALL
キリト作曲。さわやかな疾走曲。サビがないともいえるし、サビ1・サビ2・サビ1・・・と続くともいえる謎の構成となっている。
管理人のおすすめ曲:
01.RESULT
2作を聴いて
コンセプトとしてアルバムを2つに分けた、制作を2つにしてバンドの負荷をかけてよいものを作ろうとしたということだと思う。
個人的にはミニアルバム2枚に分けたため収録曲が少なくなるぐらいなら、フルアルバム1枚でよかった気がするし、楽しみにしているバラードがないのも不満点。
“RESULT”は間奏の決めフレーズを多用したが、ライブでバシッと合わせるのが難しそうだ。
これからAngeloを聴くという方にはタイトルチューンは必聴だが、収録曲数や時間を思うと、ほかのフルアルバムを薦めたい。期間限定であったが、まだ新品で発売されているようだ。詳細は下記を参考にしてほしい。
インタビュー記事ほか
キリト本人がYouTubeラジオで曲の解説していた。1曲聴くことができるので確認してみてほしい。
コメント