2013年の6thアルバム。「信仰」というタイトルで、人が大切にしているものを愛せるか、そういった違いを悪とみなすから狂気や争いが絶えないといったコンセプトで作られている。
初めて聞いたときは、実はあまりよい印象ではなかった。アグレッシブな方向にサウンドを振っており、メロのよさが隠れてしまった気がした。しかし、繰り返し聞いていく中で、少しずつ良さがわかったきた。今回はベースを前に出した音作りになっているのも特徴だ。
とはいえ、初めてAngeloを聴くという方にはほかのアルバムをすすめたいかも。やや玄人向けだ。
01.Ruthless reward – Instrumental –
キリト作曲。3分弱のピアノのインストゥルメンタル。今までになかったスタイルでのアルバムスタート。
02.FAITH
Karyu作曲。前曲からつながるように、スネアをたたく音が入ってきて始まる。タイトルチューンなのだが、ギターリフがイマイチ迫力に欠ける。ちょっとおしい感じだ。
03.OUTBREAK
Karyu作曲。Aメロ、BメロともアグレッシブでKaryuらしい。サビでピアノメロが入るところがぞくっとする。こちらのほうが前曲よりもインパクト強い。先行シングルとなっていた。
04.Doll
Karyu作曲。TAKEOのドラムパターンにはいつもながら脱帽である。アグレッシブなギターリフに、ドラムが入ることで曲がカラフルになる。ピアノもアクセントとして効いている。いい曲だ。
05.評決
キリト作曲。疾走感のあるイントロとAメロ、キャッチーなサビ。サビの裏のギターアルペジオもいい。管理人の大好物だ。Cメロのベースや、ラストのサビのピアノや裏のギターソロが曲を盛り上げていていい。
06.HOLYWAR
キリト作曲。ノイズ交じりのヘヴィなリフを持つミドルテンポの曲。それでいてサビは疾走感がある。全体的にKOHTAのベースが曲のメインとなっている。
07.ディスプレイ
Karyu作曲。さわやかなギターリフ。と思ったら失速してヘヴィに変わる。A、B、サビへと進むにつれてスピードアップしていく感じ、サビのキャッチーなところがいいね。
08.Voice of the cradle
Karyu作曲。Angeloで初となるKaryuによるバラードだ。管理人としてはキリトのバラードを楽しみにしていたので、ちょっとショックを受けた。ギターの単音メロ、サビメロが切ない感じなのだけど、心を震わせるほどではなかった。相変わらずTAKEOのドラムパターンの豊富さに驚かされる。サビの終わりのベースのフレーズもかっこいい。
09.CONTRACT
KOHTA作曲。ギターシンセの怪しいメロがいい感じ。キリトやKaryuではなくKOHTAなので新鮮。
10.MADMAN MAKE QUANTUM VARIATION
キリト作曲。構成や歌の乗せ方がすごいんだけど、ちょっとマニアックな世界に入ってしまった気がする。
11.想像の楽園
キリト作曲。安心のキャッチーで疾走チューン。サビの裏のギターメロもいいね。間奏のSEの使い方もかっこいい。
12.Beginning
キリト作曲。ラストナンバーに「始まり」という曲を持ってくるあたりがキリトらしい。PIERROTのデビューアルバムが”FINALE”というね。ギターのアルペジオとSEの中、キリトがささやくように歌って始まる。コンセプトの明確な答えは示していないが、キリトの姿勢は昔から変わらず「君を連れていく」であった。KOHTAのベースがよく動いているし、いいアクセントになっている。
管理人のおすすめ曲
03.OUTBREAK、05.評決、11.想像の楽園
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