飛蘭(現在はFaylan、読み方はフェイラン)は日本の女性シンガーである。
2009年に1stシングル”mind as Judgment”でデビューした。テレビアニメ、ゲームの主題歌などで活躍。
なぜこの時期に取り上げたかと言えば、デビュー15周年の記念ライブが2024年7月20日(土)にあるため。すでにチケットは完売ということで、参加はできないが、盛り上げたいところ。
“Polaris” (2010年)
1stアルバム。シンセなども多用しているが、ギター、ベース、ドラムのバンドサウンドを基調としている。やはりデビューシングルの#2のインパクトが強い。カウントダウンのところ、決めフレーズなど聴きどころが多い。激しめのロックなチューンをかっこよく歌う。この曲が飛蘭のイメージを確立したと思っている。#3、#4も勢い衰えずいい流れ。#5も切なく疾走する感じがよい。#6~8はバラードが連発するためやや中だるみ感あり。#10はいい雰囲気を持った楽曲、生ドラムがよかったが打ち込み。#13もメロと疾走感がくせになるいい曲だ。#14も#2と同様シングル曲で気合の入った良曲だ。ハッピーな2曲で終わるのもよい。だが、16曲は多い。お得感はあるがアルバムとしての方向性や楽曲の質がやや散漫に見えてしまう。
また初回限定盤にはライブDVDがあり、ボリュームもあるので楽しめる。MCも収録されていて、人となりに触れるよい機会だと思う。
“ALIVE” (2011年)
2ndアルバム。タイトルチューンの#1はバンドサウンドで6分近くある気合入りまくりの曲だが、ちょっと空回り感あり。ラップ風の#2も斬新だけど聴き手を選ぶかも。#3からは飛蘭らしい楽曲で安心して聴ける。#8で異色の曲が入るが、#9の語りのような部分を除けばらしい楽曲に戻る。#11はバラード。#13はパッと明るくなり高らかに歌い上げるサビがいい。#14もテンションの上がる曲で、ラスト#15はバラードでしんみりと終わる。またしても曲数が多い。
またも初回限定盤にはライブDVDがあり、ボリューム満点。ライブではバンドでの演奏になるのも楽しめるポイントだ。
ジャケットはかっこいい飛蘭と言った感じで、イメージ通りである。
“PRISM” (2013年)
3rdアルバム。アルバムタイトルの近い名前の#1はイントロこそ飛蘭?となるような映画の幕開けみたいだが、歌が始まるといつもの飛蘭である。#2はシングル曲らしい歌メロがよいが、#1に引き続きリズムが打ち込みが気になる。#3でバンドサウンドのシングル曲になり、ようやく安心。#4から再びリズム打ち込み。#5はミドルテンポバラードで、飛蘭の歌唱力が際立ってよい。バンドサウンドでのポップな#6、バラードの#7はアルバムの中盤で強力。#8はささやくような声で語りというかラップ調の曲。新機軸だが、ファンが飛蘭に求めているものかは甚だ疑問だ。#9~#12はタイアップになっていて、歌メロがグイグイ引っ張っていく飛蘭らしい曲。ラストの#13は朗々と歌い上げるバラードで終わる。
このアルバムは通常盤のみ。過去2作と比べると、ライブDVDがないのが少し寂しく感じる。
その後
2015年に4thアルバム”-Zero Hearts-“をリリースした。その後はベストアルバムが2019年に出たが、オリジナルアルバムは発表していない。
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あとがき
飛蘭といい、茅原実里といい、Lantisが輩出したシンガーが好きなんだが管理人は。かっこいい女性シンガーというのも、中にはリズムが打ち込みもあるがバンドサウンド重視というのも共通している。
1stアルバム、2ndアルバムでもフルサイズのライブDVDが付属しているが、ライブDVDも1本発表している。もちろん管理人も購入済みである。バンドアレンジでこれまでの楽曲を楽しめるので、おすすめである。
そういう意味でも、15周年記念ライブは可能であれば参加したかった。完売ということで、行ける方たちがうらやましい。
そして、これを機に、ライブや音源リリースなど活動が加速するとうれしい。
Faylanブログで15周年記念ライブの記事が公開された。
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